ハレム

銀杏並木で有名な絵画館近くを散歩した後、友人の事務所を訪れたついでに、トルコ料理のランチを楽しむことにしました。そのお店の名前は「ハレム」です。アラビア語で「禁止」を意味するハレムは、かつて王様以外の男性が入ることのできない場所であり、400人もの女性が住む宮廷の中でも特に刺激的な空間だったそうです。

店内に入ると、美しい女性スタッフが席まで案内してくれました。店内はトルコの装飾品で彩られ、グラスや陶磁器、タイルまですべてがトルコ製。70年代から80年代の洋楽ヒット曲が流れる中、トルコの文化に浸ることができます。

メニューからは本日のケバブセット（1200円）を選びました。羊肉のケバブは香辛料が効いており、臭みがなく非常に美味しいです。ピラフの代わりに選んだ自家製のゴマパンも焼き立てで、羊肉との相性が抜群でした。

デザートにはトルコアイスのドンドゥルマを選び、その独特の食感を楽しみました。トルコのアイスクリームに使われるサーレップにより、暑さで溶けにくく、粘り気があります。

ランチの締めくくりには、トルコ紅茶のチャイをいただきました。日本式に砂糖を控えめにしたチャイは、冬の温かな陽射しと共に、ほっこりとした時間を提供してくれました。

トルコの宮廷文化を感じさせる「ハレム」でのランチは、まさに王様気分を味わえる素晴らしい体験でした。また違うメニューを楽しむために訪れたいと思います。