誤植ではない。
これで通じるらしいので驚く。
銀座三越近くにある、あんパンの
名店。
桜あんパン、ウグイスあんパン、
はてはチーズなどもある。
今やベーカリースタイルも半分
取り入れているが、
あんパン売り場は昔のスタイル。
入口が多少狭く感じるのは客の多さから。
外国人すらここを訪れる観光名所。
台湾、中国、韓国人が多いが、
オーストラリア、アメリカ、フランスも
いる。
もちろん日本人も。
私も道を聞かれた。
その際に複数の外国人が先ほどの
英単語を書いていた。
これでキムラヤと正確に発音できてた。
正式だとキムゥラヤになるもよう。
言葉って、難しいね。
肝心の味は。
小さめのあんパンに、うまさが凝縮。
香ばしく焼き上げた皮だけでも美味い、
わざと少なめにした餡だけでも楽しめる。
合わせたら。
キムラヤ、だなあ。
一口でもいけちゃいそうな愛らしさ。
値段が銀座価格。
安いマカロンか。
それでも気にならないのはやはり
中毒性があるからか。
ブランド力ではなく、
味の魅力で惹き付けられる。
パン屋の見本のような店。
明治天皇に献上しただの、
戦災も生き延びただの、
創業何年だの。
どうでもいいわけではないが。
この味の前ではしょせんすべては
サイドストーリー。
表面に振りかけた粟粒のように
味わいを加える存在でしかない。
この店にコスパ語るのは無意味。
ここにしかない味。
オリジナリティと旨さを体感しにいく
店。
マイナスの理由は入口狭い。
客多すぎ。おっさん入りにくい。
あとはあんパンのイメージ強くて
他のパンやサンドイッチが霞んでる
(良品だが、個性が際立ってない)。
くらい。
甘く煮た豆を食べない欧米人の
度肝を抜いてやる第一段としても
利用できます。
オススメ。