口コミ

ちょっと高価ですが一つ一つ手の込んだパンです

5.00

投稿日: 2013/11/13

森小路駅の改札から南へ80mぐらいのところにある、パンの郷実りさんへ行ってきました。このお店は数年前にある新聞で紹介されたことがあって、以前から行ってみたかったのです。お店の佇まいはとってもお洒落ですが、看板などこぢんまりとまとめられていて質素だったのは意外でした。

お店のドアを開けて最初に目に入るのが、中央にドーンと配置され花柄のテーブルクロスがかけられたテーブルの上のパン類です。このテーブルとその奥にある丸テーブルの上にこのお店のほとんどのパンが所狭しと並べられています。種類は決して多くはありませんが、よく見ると一つ一つにもの凄く手間ひまをかけて造っていらっしゃるのがよく分かります。ピザパンはパエリア用？の鍋からピザへらで一つ一つ自分で取り分けられるようなお洒落な演出です。

壁際の家具の上にも食パンなどが置かれているのですが、これらの家具類やその上に飾ってある天秤ばかり、奥の壁に飾ってある剣などが中世ヨーロッパ調で非常にお洒落です。お店の前や出窓のディスプレイは奥様が担当で、ご主人はパン作りに没頭できているのかなという感じです。

ご主人は窓際のテーブルで接客中でしたが、窓際の二つの丸テーブルには焦げ茶色のテーブルクロスがかけられていて椅子も対面して2脚ずつ用意してあったので、店内でも食べられるのかもしれませんね。レジに立っていらっしゃったかたはおそらく奥様だと思いますが、クチコミサイトに載せたいと言うと快くOKして下さいました。とても感じのいい奥様でした。

そして家に持ち帰って皿に並べた写真を拡大して見て下さい。もの凄く手が込んでいるでしょ？特に下から2番目の木の実が盛ってあるパンは本体がサックサクで、その上の木の実がまた美味しい！一体何の実が入っていたのか、今になって思えばもっとじっくり味わって食べたらよかったと後悔してしまいます。サンドイッチも中の具が入っていない部分は一切ないほど詰まっていて、手で持って食べている最中に重みで薄いパンが破れてきてしまうほどでした。

この5個のパンの合計額は約1000円ですが、納得の美味しさです。私みたいな貧乏人が毎日通えるようなパン屋さんではありませんが、また絶対に行きたいパン屋さんでした。