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Tornedo M
Tornedo M さん

寺の名前の由来にサカキの巨木

4.00
投稿日

秩父遍路十八番札所。
〝神門〟の寺の名の由来は
榊の巨木の枝と枝が絡み合って
さながら楼門のように見えたところからついたといいます。

「榊」といえば
その文字が示すように木偏に神。
神棚に上げるのはご存じの榊ですから
もともとは神社だったという歴史を待っているのです。

神社は衰退してその後、紆余曲折があって
お寺となり、さらに焼失するなどの
興味深い歴史をもっています。

三間四間の風格ある観音堂は
秩父一の名工、藤田若狭の作と言われていて
唐破風の向拝を正面に
勾欄付きの回廊へは三段の階が。

現在はどこの寺社仏閣でも禁じられている千社札が
ところかまわず貼り付けられているので
お詣りする方の多かったことが忍ばれます。

小さめの堂宇ですが
波を彫りだした頭貫に、珠を抱く龍を施すなど
よく見れば華やかな建築といえるでしょう。

本尊は聖観音菩薩像で
珍しいのが両手で蓮の茎を持っているお姿。

他に狭い境内には
不動明王を安置した明王堂もあります。

国道沿いに観音堂だけがひっそりと残っているので
歩き遍路でないと、見落としてしまうかも知れません。




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写真

概要

店舗名

曹洞宗白道山神門寺

ジャンル

電話番号

住所

アクセス

最寄駅
バス停
  • 滝の上公会堂から290m (徒歩4分)
公開日
最終更新日

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