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大野原駅から徒歩13分(960m)
秩父遍路十八番札所。 〝神門〟の寺の名の由来は 榊の巨木の枝と枝が絡み合って さながら楼門のように見えたところからついたといいます。 「榊」といえば その文字が示すように木偏に神。 神棚に上げるのはご存じの榊ですから もともとは神社だったという歴史を待っているのです。 神社は衰退してその後、紆余曲折があって お寺となり、さらに焼失するなどの 興味深い歴史をもっています。 三間四間の風格ある観音堂は 秩父一の名工、藤田若狭の作と言われていて 唐破風の向拝を正面に 勾欄付きの回廊へは三段の階が。 現在はどこの寺社仏閣でも禁じられている千社札が ところかまわず貼り付けられているので お詣りする方の多かったことが忍ばれます。 小さめの堂宇ですが 波を彫りだした頭貫に、珠を抱く龍を施すなど よく見れば華やかな建築といえるでしょう。 本尊は聖観音菩薩像で 珍しいのが両手で蓮の茎を持っているお姿。 他に狭い境内には 不動明王を安置した明王堂もあります。 国道沿いに観音堂だけがひっそりと残っているので 歩き遍路でないと、見落としてしまうかも知れません。
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