裁判所 川越簡易裁判所 民事受付・調停・保全係

いつの世も人間同士の争いというものは無くならないものでして。
動物ならば本能でもって喰うものと喰われるもの、命の定め、すなわち宿命というものがあるのです。
生きとし生けるもの、争いを避けることはできない、これも宿命であります。
動物界でいうなわばり争いは、人間界では土地の境界線の争いになりましょうか。
動物は「チカラ」が強いものが勝ち、人間界では「カネ」があるものがなわばりを大きくするもののようです。
同じ生きとし生けるものでも、人間界では「カネ」というものが相当な「チカラ」「影響力」を持っているものでして、特に「カネ」にまつわる事件、争いは後を絶ちません。
裁判所で扱う民意事件は、「カネの問題」「男女の問題」が多いもので、これが多いということは、当人同士で話し合いが決着がつかないから、裁判所にて決着つけましょう、という、裁判やら調停をするものなのであります。
逆に言えば、当人同士で話し合いができない（話し合いにならない）、決着つかないので、裁判所に駆け込む、とこう相成るのであります。

ここ、『川越簡易裁判所』に参りましたのは、仕事関係の社長が『調停』の申し立てをしたいということで、付き添いできたものです。
企業のなかには顧問弁護士などをおかかえのとこともござりましょうが、この社長の会社は家内工業的カイシャでありまして、事務、総務、経理などすべて身内でやっていますから、弁護士や税理士などの顧問はおりません。
そして、これまで特別のトラブルもなかったもので、法律とくに民法について勉強することなどなかった社長でしたが、売り掛け金の回収が長いあいだできなくて困っているとのことでした。
相手に連絡なり催促の文書を出しているのかときくと、請求書はもちろん出しているけれども連絡がつかなかったり支払いを延ばし伸ばしされて１年以上もたつのだというではありませんか！
社長、そりゃあ人がよすぎますよ！と（思い当たるふしがあるので）自分にも言い聞かしながら、はやいところ法的行動を起こさないと！と、発破をかけて、調停という制度のことを教えてあげました。
法律に疎かった私があるトラブルに巻き込まれて、法律というものを学ばざるを得なくなった事から、調停という制度を知りました。
調停を通じて大変助かった、救われたので、知らない人には教えてあげるよう心がけています。

川越簡易裁判所の受付は１階にありますので、分からないことがありましたら相談されるといいですよ♪
さすが、小江戸川越の簡易裁判所です。
人情味があって親切丁寧に相談に応じてくださいますよ。