荒子観音寺
- 住所
- 愛知県名古屋市中川区荒子町字宮窓138
- アクセス
荒子駅から徒歩7分(500m)
口コミ
平成30年8月8日、私が務めている某団体の会員企業(名古屋市中川区内)の近隣に同寺院があるため、本日の会談成立祈願と業界の事業向上を祈願し参拝させて頂きました。
同お寺は天台宗のお寺で、名古屋市民又は、愛知県民であれば一度は聞き及んでいる有名な観音様で、「荒子の観音さん」として親しみ深く呼ばれています。
私自身も小学生の頃に親に連れられて以来、数十年振りに拝観させて頂きました。
同観音様は、名古屋市営地下鉄の高畑駅から近く、訪れるにも便利なお寺さんです。
また、同観音様の近くには荒子城址(中世城館)があり、この地を治めていた前田利家公(以下、利家公)の父である前田利春公(以下、利春公)が城主で2000貫(中世では概ね1~2万石相当)の所領を有していたようで、利春公の四男が利家公です。
利家公については、後述の歴史ポイントで簡単に説明させて頂きますが、近くにある荒子城址も尋ねましたので、写真での投稿も参考にして下さい。
さて、勇壮で大きな山門の左横を通り抜けると、左側には宿坊と称するお庫裡があり、その手前には国の重要文化財である荒川観音多宝塔があります。
拝観させて頂くだけも価値は十分にあります。
山門には、円空仏である大きな仁王像が安置されており、山門は大正時代の建造物のようで、名古屋市の都市景観重要建築物に指定(多宝塔も同様)されています。
境内の奥には大変壮大な本堂があります。
祈願する際に本堂内全体を見渡すことが出来るので、参拝者に優しい寺院ですね。
凄く立派でしたよ。
当日はご住職は不在にて、留守役の年配女性に「ご朱印は頂けますか」と尋ねたところ、手書きではなく押印のご朱印を頂くことになりました。
当家の先祖も織田家、豊臣家に仕えましたので、前田家又は、利家公の伝承話など、ご住職と会話を楽しみたかったですね。
名古屋市内又は、愛知県内の方であれば同寺院を知っていると思われますが、名古屋に訪れた際は是非とも訪ねて頂きたい名刹寺院ですね。
尚、本堂裏には広大な駐車場が完備されていますので、車での拝観も便利です。
歴史ポイント
前に記したように、同観音様と前田家とは深い関わりを持っており、天正年間に利家公の尽力で同観音様の本堂が再建され、利家公が使用していた当時の甲冑も同観音様に納めたようです。
利家公は誰もが知っている歴史上の人物で、織田信長公の家臣(50石から選抜された赤母衣衆、北陸方面部将などを歴任)から秀吉公の家臣を経て、加賀百万石の礎を構築した人物でした。
秀吉公が没後、利家公があと数年長生きしていれば豊臣家も存続し、秀頼公に襷を渡し、徳川政権(幕府)も存在していなかったのではないか思います。私の持論です。
利家公も家康公と同様、豊臣政権では五大老の筆頭でしたね。
また「利家とまつ」という名称は大河ドラマでも、歴史小説では有名な逸話ですね。
地下鉄東山線・高畑駅または名古屋臨海高速鉄道あおなみ線・荒子駅から、どちらも徒歩10分足らずのところです。
天台宗の寺院で、正式には「浄海山圓龍院観音寺」です。
尾張四観音の一つで、西南西の恵方にあたり、「荒子の観音さん」とも呼ばれます。
本堂は1994年に焼失し、1997年に再建されたため、新しい建物です。
山門を入って左手にある、多宝塔は名古屋市内に現存する最古の建物で、国の重要文化財に指定されています。
このほか境内には、六角堂、護摩堂、鐘楼などがあります。
山門に納められている仁王像は円空によるものです。
非常に多くの円空仏があることでも知られ、3mあまりの仁王像から3cm足らずの阿弥陀像まで、1250体あまりが残されています。
円空仏は毎月第2土曜日の午後に拝観(500円)ができます。
ほとんどは数cmの小さな木片の仏像ですが、1m程度のものもあり、大小様々な円空仏を比較しながら、解説を聴くことができました。
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