茶房陶楽庵

細い路地を抜けた先にある隠れ家的な喫茶店です。かなり古い建物に見えますが見えるだけでなく実際古い建物で、大正時代に建てられたものを改装して使っています。そのため外観は昔のままですが中は今風に改良されていて非常にオシャレかつ和風で落ち着きのある雰囲気になっています。ただそのまま使っているので間取りとかが普通の家とほぼ同じ感じなのが喫茶店としては非常にユニークですね。まるで小さな民宿のようです。料理は店の雰囲気通りぜんざいを始めとする和風物が多いですが、飲み物は普通に珈琲がありましたので注文。受け皿やコップの柄は最初洋風に見えましたが有田焼ということで和風そのものですね。味は非常に深みがありある意味意外でした。もっと和風の食べ物に合わせた味にしてくると思いきや、ちゃんと珈琲単品でも楽しめる味にしているのは驚きと同時にとても良いと思いました。香り、深み、苦味、飲みやすさ、全体のバランスが凄く良かったです。ゆっくり飲んで一息つける。まさにそんな感じでした。いつも通り読書を楽しみましたが、なにせ店が独特なのでいつも違う感覚で本が読めたのが良かったです。ちょっと変わった喫茶店に行ってみたい、和風系が好きという方にはぜひおすすめですよ。