口コミ
北九州市の国際交流の拠点の一つとして数えられる、八幡東区のＪＲ八幡駅近くに建つ北九州市立国際村交流センターは幾つかの施設からなる複合施設です。その内のひとつ『響ホール』へ行って来ました。その存在だけは知っていましたが、詳しくは知らなかったので下調べをしてから行きました。なんでも、響ホールは『クラシック音楽の専用ホール』なんだそうです。残響時間約1.8秒（満席時）という究極の音響設計、奏でられる音色はホール全体に響き渡るとの事ですが、正直、意味が良く分からず…とにかく音が良いということなのでしょうね？これは楽しみだ。
外庭には、アメリカ人彫刻家ドナルド・ガマー氏の作品が２体ありますよ。奥様は、なんと、映画俳優のメリル・ストリープさん。国際村交流センターの除幕式にはご夫妻揃って参加され、北九州市のお祭り『わっしょい百万夏まつり』のパレードにまで参加をされたそうです。つい先日、美術館の彫刻の話から、近所の方にこのエピソードを聞いたばかり。あ～これがソノ彫刻だったのね！と。ちなみに、最寄り駅のＪＲ八幡駅前には、先日から北九州市立美術館・本館で展示されている高橋秀さん（イタリアで４０年程活動されていた方）の作品がありますよ。実に３０数年前の設置だそうです。八幡東区やるな～！
響ホールの外観はミラーガラス貼りでスゴイお洒落でした。入口に近づくと自分の全身姿がくっきりと写り、これは予期せぬことだったので少し恥ずかしかったです。足早に中へ入りました(笑)中に入ると開始時間にはまだあるけれど、もう既にたくさんの人が居らっしゃいました。今回の音楽会、実は入場無料。たまたまこの日の事を知り、たまたま休みだったので喜んでやって来た訳です。自由席だったので、一番前に座りました。やっぱり奏者をよく見ながら聴きたい！期待を胸に、演奏が始まりました。今までも何度かオーケストラの演奏は聴きに行きましたが、今回が一番感動が大きかったです。音が良いのか？選曲が良いのか？指揮者が良いのか？演奏が良いのか？チームワークの良い素晴らしい演奏でした。涙があとからあとから出て来て、帰る頃には顔がカピカピに突っ張る始末(笑)後ろからもブラボー！感動した～！！という声が沢山聞こえました。私も立ちたかったのですが、一番前だったので後ろの人が見えなくなるから申し訳ないかな？とか、妙に日本人的発想？で最後まで立てませんでしたが、手が痺れる程の惜しみない拍手を贈りました。膝の上に置いていたカバンが音の振動で震えていたのにはびっくりしました。その震えは、携帯の電源を切り忘れたかな？と思う程の振動でした。ステージから、音の波が押し寄せて来て、頭の中（脳みそ）がマッサージされている様な感じがしました。頭の中を音の波がゆらゆら揺れるような？耳で音を聴くだけではなく、音の層が押し寄せて来るという不思議な感覚のする素晴らしい音楽会でした。いやぁー感動しました。こんな素晴らしいことが無料で楽しめるなんて、どんだけ贅沢なんだろうと、申し訳ないくらいでした。もっとこんな素敵な体験を多くの方が出来るように、音楽家の方々への応援も必要だなとも思えた一日でした。豊かな気持ちになれる時間をいただき感謝します。
写真
概要
店舗名
キタキュウシュウシリツヒビキホール
北九州市立 響ホールジャンル
電話番号
住所
アクセス
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