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口コミ
１０年以上定期的に通っています。駅の北口に移転してアクセスがよくなり助かっています。２階部分が小倉駅から直結しているので小雨程度濡れずにすみます。待合室もゆったりとしているので本を読みながら寛げるのがいいです。
父が心臓にCRT-Dというペースメーカーに似た機械を付ける手術を受けるために、ここ小倉記念病院に入院しました。
私自身が入院治療を受けたわけではないので、自分の体験したことではないことから削除されるかもしれませんが、何度となく足を運び、その看護師さんや医師の対応をこの目で見て感じたことを素直に書いてみます。
元々心臓機能が弱っていた父はこの病院に１０年以上お世話になっています。
小倉記念病院は、循環器科の医療技術が全国的に優れており、遠い県外から治療を受けに来る人も多くいます。
また、CRTという医療方法も手術の指定を受けた病院でなければ行うことが出来ず、そうした医療技術を備えている全国屈指の病院であるわけです。
父が９月に心臓の定期検査を受けたとき、加齢により心臓の左右の動きがちぐはぐであることが判明しCRTという機械を体内に設置する心室同期療法を紹介され、設置手術の日程も決まりかけていました。
ところが、父は両肩の靭帯が断裂しており、この肩の手術にはMRI撮影が不可欠であるわけですが、電磁波の影響を受けやすいCRTはMRI検査を受けることが出来ず、CRT埋め込み後は両肩の手術を受けることが出来なくなるということで、肩の手術を先行させることにして、一旦記念病院を退院したのでした。
ところが肩の手術を控えた１０月、心機能低下による肺水腫を起こして田川の病院に緊急入院したことで、急遽CRTを埋め込むことになりました。
１週間の入院検査の結果、父の心臓は不整脈の兆候もあることからCRTにAEDと同じ機能が付加されたCRT-Dという機械の方を設置することになり、その手術は２時間程で終了しました。
術後の経過も良好で、予定通り手術後１週間で退院することが出来ました。
私が父の付き添いで小倉記念病院を訪れるようになった１０年前、病棟は貴船町にありました。
昭和４５年築造の旧病棟は空調管が壁の外を通る古いデザインで、設備も時代遅れの感を否めませんでしたが、平成２２年に現在の浅野に新しい病院が建ち、リゾートホテルのような立派なものになりました。
心臓病の権威ですから、一般病棟とは別に循環器科病棟があるほどです。
以前は駐車場が無く、離れた場所に確保された有料駐車場までシャトルバスが運行していましたが、今は病棟の横に６６０台もとめられる有料の立体駐車場があります。
新病棟になって看護師さん達の教育も一新されたのか、対応が非常に良くなりました。
中にはタメ口で話をする若い看護師もいますが、全体的にレベルは向上していると思います。
特に今回父が入院した循環器科９階は、入院患者全員がペースメーカー埋込み手術を受ける患者ばかりなので、緊急事態に備えてか、看護師さんたちの動きは機敏でナースコールにも必ず声で返答があり、即座に駆けつけてくれます。
また薬剤師さんもベッドまで薬の説明に来ますが、投薬内容に変更があればその都度その理由と服用方法を説明に来ていました。
父が体内に設置したCRT-Dという機械は、AEDと同じ機能が備わっていることから、不整脈が起きると心臓に電気的ショックを与えます。
これが自動車などを運転中に起きますとその衝撃でハンドル操作を誤る危険性があることから、術後に運転を続けるためには医師の診断書を警察に提出する必要があります。
また機械が電磁波の影響を受けやすいことから、家庭で使う電化製品の使用制限などもあり、そうした細かな説明は専門の看護師さんが半日時間を割いて分かりやすく説明してくれます。
患者自身がIHクッキングレンジを使うことは出来ませんが電子レンジなどは極端に近づかなければ使用可能ですし、携帯電話も心臓の位置と反対側の手で操作すれば問題ないそうです。
病院の設備が新しいので病院というイメージは程遠く、特に個室に入ったときは執務机やユニットバスまで付いており、まさにビジネスホテルのような感じです。
ただし、個室はグレードによって異なる別料金が発生します。
いつ再発するか分からない心不全の恐怖を今回の手術で払拭出来た父は、入院時の不安な表情は掻き消え、退院までの１週間をまるで修学旅行に来た学生のように楽しそうに過ごしていました。
医師の説明によると、心臓機能は年をとるにつれて低下するものであり、チクチクと痛みを伴うものから、自覚症状がないままある日突然発作を起こすものまで様々だそうですが、倦怠感や動悸・息切れ、むくみの症状が起きたときは心臓機能が低下しているサインだとか。
異常の早期発見と早期治療が大切ですよ。
心臓病の権威小倉記念病院です。心臓に不安を感じているあなた、是非一度診てもらってはいかがでしょうか。
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