年間約236万トンの廃棄が発生している事業でのフードロス。発生する理由は様々ですが、其の内の約半分は「食品製造」側、もう半分が「食品小売・外食」となっています。
その理由の中でも大きいのがやはり「売れ残り」。生産したものが全て完売できれば理想ですが、それはかなり難しい話。
長い期間売れないと、当然それは賞味期限切れに近づいていく事になります。
そしてそれが賞味期限のおそらく数か月前にはスーパーの店頭から撤去され、事実上の廃棄に回ります。
それが業界の裏ルールと言われる「3分の1ルール」です。
このルールは、食品が製造されてから賞味期限を迎えるまでの期間を、【(1)食品メーカー/(2)小売店/(3)消費者】の3段階に分けたもので、たとえば、賞味期限6ヶ月の場合、各段階は2ヶ月ずつ管理することになります。
これは、あくまで業界で長年続いてきた慣例で、法律で定められたものではありません。
なので小売りの場合、その慣例でいくと賞味期限がまだ残り2か月も残ってるにも関わらず回収して廃棄をおこなっているようです。
何度も申します通り、そもそも賞味期限とはその食品が美味しく食べられる期間を指し、消費期限とは異なります。
そのため、賞味期限が切れたとしても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
しかし、このルールが適用されると、メーカーは賞味期限の最初の「3分の1」を過ぎた商品を小売店に卸せなくなります。小売店も、期限の残りが3分の1以下になると、商品を棚から下げる傾向があります。
これが毎日膨大な食品ロスを生んでいます。物価高騰で食品価格もどんどん値上がりしている反面、コストを掛けて過剰に生産しどんどん捨てているのが現実です。
私どもは本当に小さなショップですが、そもそも「賞味期限切れ」食品を専門として扱っているので、通常の食品問屋等とは仕入先が違うのでしがらみがありません。おそらく通常の問屋等での食品の仕入れをおこなっていたら、「賞味期限切れ」食品の販売というのはできないと思います。
当店は熊本市の一角での本当に小さな試みかとは思いますが、それでも今まで誰も実行してこなかった「賞味期限切れ」食品の販売に取り組んでいます。どうぞ宜しくお願い致します。