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かつて時宗遊行派の総本山が置かれていたという寺です。
また、かつて天狗党と対立した諸生党の慰霊碑があったそうな。戦災によって失われてしまいましたが、現在でも境内に台石が残っており、日英の解説が出ていました。色々と興味深い寺です。
時宗の寺は珍しいですが、なんと時宗の本山が一時的に
水戸にあり、藤沢山清浄光寺が水戸にありました。佐竹氏
を頼って移転してきたそうですが、神奈川県藤沢に戻り
ました。清浄光寺もこちらに移転し、神應寺と改めました。
山号は元のままです。
観音様の左足が蹴上がりしていて、雷除けの謂れがあり
ます。隣に雷神様の社があり、元は一緒だったそうですが、
明治時代の神仏分離令で、神社が新たに左側にできたよう
です。雷神様については、別雷皇太神という名称の神社
で書きました。
神仏分離で神社を新たにつくった事例は、東海村の
村松虚空蔵尊も同じで、隣に大神宮があります。もとは
一緒だったはずです。
時宗の寺は珍しく、一遍上人の像もあります。念仏を唱えて
遊行したお坊様として有名です。
その像が本堂の前にありました。
本堂の裏手には広大な墓地が広がっています。著名な方も
多く、なかでも天狗党で敦賀で殉死した志士の墓もあります。
広大な祈願寺で、観光寺院ではありませんが、一遍上人
や蹴上り観音の謂れを学ぶことで、ちょっとした歴史を
まなべます。
隣の雷神様とセットで水戸見学コースの中にいれてみて
はいかがでしょうか。偕楽園からも遠くない場所にあります。
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