「お客様が守り続けたいもの」。それは、「私たちが守り続けたいもの」です。
仏教の家に生まれ、中学から大学までの人間形成期をキリスト教主義教育に学び、社会人となってからは企業経験を経た後、妻の生家である神社の神主になりました。
どの宗派にも、祖先を敬う訓があります。「祖霊信仰」「祖先崇拝」などと言いますが、社会学的には「先祖祭祀」と呼ばれるもので、わが国をはじめ東北アジアを中心に、広く世界中にみられる共通の宗教的・普遍的価値観です。
自分の存在は、祖先が生きて来られたからこそだと、幼少期、両親に連れられて繰り返してきたお墓参りの中で気づかされました。親が居るから自分が居る。両親は、その両親が居るから存在する。自分から遡ること10代で、直系の先祖は2,046人。そのどなたか一人が欠けても、今日の自分は存在しないという普遍的事実です。感謝せずには居れなくなりました。
近年、墓参すると、荒れた墓碑を多く見受けるようになりました。人口減少・少子高齢化が進む中、お墓参りができなくなり気にされているお年寄り方は、残念ながら増えていくことでしょう。跡継ぎが居らず、墓守が途絶えてしまうことを懸念されている方も居られると思います。転勤や海外赴任などの理由で墓から遠方の地で暮らさざるを得なくなり、お墓参りに行けない方は、盆や彼岸のたびに気になさっておられるかと存じます。荒れてしまった墓碑を見るたびに、さまざまな生活環境におかれた方々を想像します。ご先祖様方もまた、寂しくお思いのことでしょう。
そのような方々のお役に立ちたいと思い、お墓参り代行サービス事業の会社を立ち上げました。「お客様が守り続けたいもの」は、「私たちが守り続けたいもの」です。「祈り」と「清掃」のプロである、私たち「株式会社 和魂」に託して下さい。あなた様に代わり、真心を込めて、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えるお墓参りをさせて頂きます。