百田尚樹さんの小説『ボックス!』で見つけた言葉。
才能があるのにあっさりボクシングをやめた友人を嘆く主人公に、先生が言った言葉に共感を覚えました。
「人は苦労して一所懸命に努力して手に入れたものは、決して簡単には手放さない。でも、あの子はボクシングの強さを簡単に手に入れすぎたのよ。たいした努力も、苦労もせんと。だからあっさり捨てられたのよ。才能というのは両刃の剣やね。」
才能があるなんてただただうらやましいことだと思ってきましたが、「努力」で得たものには「才能」にはない「強さ」があるのかもしれないと思いました。
