夜になると不思議なことがあります。
昼間は中学生が立ち話をしている二軒隣のコインパーキング。
夜9時を過ぎる頃には、人の気配が綺麗に消えてしまいます。
私は時々、共有廊下の窓からその駐車場を眺めます。
特に意味はありません。
ただの癖です。
車が一台停まる。
また一台増える。
しばらくして誰かが帰る。
そんなことをぼんやり見ています。
遠くでは車が乾いたアスファルトを撫でる音。
たまに音程を外した歌声の自転車が通過。
そして何語なのか分からない会話をしながら歩く外国人の方。
静かですが、街は完全には眠っていません。
生きています。
そんな時間です。
店の中ではホワイトムスクの香りが少しだけ漂い、
足湯のお湯を準備しながら温度を確認します。
冷めないうちに。
熱すぎないように。
毎回同じことをしています。
きっと誰も気付かない作業です。
でも案外そういうものなのかもしれません。
誰かを安心させる準備というのは、
派手なことより、
気付かれないことの積み重ねなのかもしれません。
今日もタオルはようかんみたいに綺麗に積み上がりました。
少しだけ満足です。
さて。
そろそろジャズでも流しながら、
次のタオルを畳むことにします(微笑)
-PS-
コインパーキングを見ながらタオルを畳んで終わる記事を投稿しているリラクゼーション店は、たぶん全国でもかなり希少でしょうね(笑)