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四国霊場第58番札所
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遠くにはしまなみ街道も一望
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栄福寺駐車場から元来た道を戻っていると、遍路道の道標があり、左折するようになっています。そちらに行ってみたのですが、途中であぜ道となっており、バイクでも通行はできなさそうでした。引き返して元来た道まで戻り、看板に従い進み五十八番札所仙遊寺へと向かいました。
県道からお寺へは1.5kmの上り坂となっており、中間地点よりやや下に仁王門があります。そこから石段を登ると本堂に通じているのですが、ここに駐車場はありません。本堂横まで道が延びており、駐車場もあります。バイクは無料でした。
ただ、仁王門から100mくらい登った所に弘法大師の御加持水があるので、路肩に駐めて汲みに行く・飲みに行くのはありだと思います。金属のふたがついており、葉や虫が入らないようになっているので、より安心して飲めます。
頂上の駐車場まで登ると、本堂の裏に出ます。本堂を背にして真正面に鐘楼、斜め右に大師堂があります。鐘楼のさらに奥には弘法大師像が建っており、周囲を八十八カ所の御本尊の石像が囲んでいるようになっていました。
境内を一通り回った後、大師堂をお詣りしました。すると、大師堂の左側に看板があり、大師堂の裏手にミニ四国八十八カ所のように観音像が並んでいる参拝ルートがあるとのことでした。折角なので回ってみようと思い進んでいくと、左右に道が分かれていました。「ゆるやか← →長い距離(登り)きつい」という看板が立てられており、手始めに緩やかな方へ進みました。こちらは50mあるかないかの距離で、大師像の横に出てきました。これくらいならと、元来た道を分岐点まで戻り、長い距離の側にも行ってみました。左右で置かれている観音像の種類が異なり、左右両方回って全種類の観音像が拝めるようになっていました。
途中蜘蛛の巣が張っているカ所がいくつもあったので、ここまで参拝に来る人は少ないようです。ある程度進むと、観音像が見当たらなくなりましたが、道らしいものはあったので、先に進めば境内につながっているのだろうと思いそのまま進んでいきました。これがまずかった。そろそろ下り坂にならないと境内に戻れないのでは?と怪しく思ったときには随分遠くまで来ていたようで、これか?と思って進んだ下り道も正規ルートではなかったようで、戻るに戻れず、道らしき場所を探しては境内のありそうな方向へ進んでみました。しかし、土地勘がなくても明らかに境内より麓まで来てしまったなと薄々気づき、それならひたすら下れば麓に出るだろうという根拠のない自信で、ずんずんと山を下っていきました。途中「山岳救助隊」「地元消防団」などのフレーズが頭をよぎり半べそになりそうでしたが、小川に沿って下っていると人工的に設置されたパイプを発見し、パイプをたどっていくと県道と登り口の分岐点にあるため池の横へ出ることができました。立ち寄られる方は、納経所で道を聞いてから向かうことをお薦めします。安堵したのも束の間、バイクを取りに、これから1.5km歩いて登るのか…と思っていると、通りがかった車遍路のおばあさんが止まってくれ「歩きで廻りよるなら余計なお世話かもしれんけど、仙遊寺行くなら今から行くよ」と声を掛けてくれました。ヤラセのようですが、まぎれもない事実です。おばあさんは何度目かの遍路で、この登山道を運転するのは苦手だから(しかもミッション車)、代わりに運転して欲しいと頼んできたので、二つ返事でOKし、無事にバイクのある駐車場まで戻ることができました。
頂上に着き、私はまだ詣ってなかった本堂を参拝し、納経を済ませました。参拝が終わったおばあさんと別れ際に「またどこかで」と挨拶をし、麓へと下っていきました。
仙遊寺には宿坊もあり、住職が掘り当てた仙遊寺温泉に浸かることができます。本堂横の掲示板には、温泉の成分分析結果が貼られていました。宿坊を利用しなくても、運がよければ不定期で解放している足湯に浸かることもできます。
写真
概要
店舗名
せんゆうじしゅくぼう
仙遊寺 宿坊ジャンル
電話番号
住所
アクセス
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