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四国八十八ヵ所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八ヵ所霊場の第六十四番札所です。石鎚山修験の根本道場として由緒ある札所です。木立に囲まれて建つ青い銅板屋根の本堂は、両翼を備えた見事な入母屋造りで見応えがあります。境内はとても広くて、本堂までの長い石畳みの参道を歩くと、とても幻想的な雰囲気がある自然豊かなお寺でした。
四国八十八ヵ所霊場の第六十四番札所です。石鎚山修験道の総本山で美しい青い銅板屋根の本堂、堂々たる大師堂、鐘楼、薬師堂、護摩堂などが並んでいます。大師堂右の石段を登った場所に1円玉を投げて滝下の岩肌に張り付くとご利益があるといわれる“お滝不動”があります。市街地からそう遠くない所にありますが、境内は大きな杉や檜が鬱蒼と生い茂る静かなお寺でした。

四国八十八ヵ所霊場の第六十四番札所
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吉祥寺からさらに国道11号を3kmくらい東へ進みます。看板を右折し、国道より一本南の通りへ入ってすぐの所にあります。
駐車場横に山門があり、しばらく平坦な参道が続きます。境内に入ると左に納経所、右に鐘楼、正面に大師堂があります。本堂へは右奥へさらに進んでいきます。途中、右手に小さな滝があり、不動明王像が置かれています。水に含まれる鉄分のせいか赤茶色になっていましたが、石造りです。この像に向かって1円玉を投げて、岩に張り付けば願いが叶うと言われています。実際に何枚もの1円玉が張り付いていたので、50枚くらい用意しておけば1枚くらいは張り付くのではないかと思います。ツアー遍路の方も挑戦していましたが、苦戦していました。
さらに進むと右に石段があり石段を登ると「石鎚大権現」と書かれたお堂があります。もとはお寺そのものが石鎚神社の位置にあったそうで、廃仏毀釈で一度なくなり、現在の位置になったと説明がありました。その名残のようです。横峰寺と同じで山号は石鎚(金夫)山です。お堂の前では石鎚山の御山開きなどの行事に参加するのか、ホラ貝を吹く練習をしている人がいました。
境内のつきあたりに本堂がありますが、もとは石鎚神社の別当寺であったこともあり、お寺と言うよりも神社という佇まいをしています。本堂前も広く、神秘的な空間です。
「石鎚派修験道の本山で全国に30万人の信徒がいる」という看板もありました。中学校時代の林間学校で石鎚登山を経験した程度で、県内だけどそんなに接点がなかったので知りませんでしたが、石鎚山は全国的に見ても有数の山岳信仰地なのだなと気づかされました。
今日はここで打ち止めにする予定でしたが、札所間が近く、参拝後時間を確認すると3時にもなっていませんでした。次の愛媛最後となる六十五番三角寺は約50km離れているので悩みましたが、そこより手前にある別格を廻れるだけ廻ることにしました。