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牛馬や家畜の守り仏
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四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。第四十二番札所で、宇和島市街からだと車で20分ほどのところにあります。第四十一番札所の龍光寺からだと、車でなら5分ほどです。
牛の背に乗ってこの地を巡り宇堂を建設したと言う弘法大師の伝説から、本堂の近くには牛馬や家畜の守り仏として信仰を集めている“家畜堂”と言う珍しい小さなお堂があります。お堂には、牛馬の置物や扁額などが沢山奉納されていました。もともとは近隣の農家が農耕を共にする家畜たちの安全を祈願していたそうですが、最近はペットなども含めて動物一般の霊を供養したりするそうですので、ペットの霊を供養したい方はお参りしてください。
納経堂の近くには珍しい茅葺の鐘楼堂がありますので、これも見逃さないように。
大きな無料駐車場があります。
龍光寺から県道31号に戻り、左に宇和島道を見ながら北へ5kmくらい進むと、右手に四十二番札所佛木寺があります。高速道路からもお寺の全景がよく見えます。「佛」の表記は「仏」となっているパターンもあります。また山号も「カ」と「王果(おうへんにか)」の表記があります。
仁王門は最近普請したものらしく、木目もクリーム色をしています。仁王門をくぐると右手に茅葺き屋根の味のある鐘楼があります。鐘楼手前で左にUターンするような形で本堂へと続く道があり、不動堂、本堂、大師堂などがあります。
弘法大師がこの地を移動中に、牛を引く老人に出会い、老人の好意で牛の背に乗せてもらい進んでいると、大きな楠に大師が唐から投げた宝珠がかかっているのを見つけ、この地にお寺を建立したのが起源とされています。そのため、宝珠を見つけるきっかけとなった牛をはじめとした家畜の守り神として畜産農家の信仰を集めているそうです。最近はペットブームで、ペット供養に訪れる飼い主も多いようです。本堂の右横には小さな「善畜供養」のお堂や慰霊碑が建てられています。
ここから四十三番札所明石寺までは、山門前の県道31号を右に進むのですが、山道でくねくねしています。2kmくらい引き返す形にはなりますが、三間インターまで戻り宇和インターを目指した方が運転が楽で時間もかからないかもしれません。
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