ナカジマキセン ナカジマシテン

中島汽船株式会社 中島支店

3.16
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ICい〜カードのみ利用可

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白い香りの島

4.00
投稿日
予算
¥870

 三津浜港から船に揺られて小一時間、中島本島に到着です。船内で、各港発着時に流れる船内アナウンスのBGMとなっている歌は、「白いかおりの島へ」という曲で、歌っているのは演歌の大御所坂本冬美さん。デビュー間もないころに島で行われたイベントに招待された時からの縁あるそうです(中島汽船のサイトでも聞くことができます)。
 中島本島にはフェリーが着く3つの港があり、中島支店があるのはメインの大浦(おおうら)港です。旧中島町の役場がある島の中心部で、現在も松山市役所の支所がある地区です。
 事務所は旧中島町営汽船の建物を譲り受けています。中島汽船の港の中で唯一券売機があります(ただし、車等の運賃は窓口で支払い)。
 中島本島と松山の間にある野忽那(のぐつな)島、睦月(むつき)島に行くには大浦港から出る「東線」を利用します。
 中島本島と広島・山口県境側にある津和地(つわじ)島・怒和(ぬわ)島・二神(ふたがみ)島に行くには神浦(こうのうら)港から出る「西線」を利用します。東線・西線ともにフェリー・高速艇が運航していますが、西線の方が島同士が離れているため、便数が少ないです。また、離島の港は潮の潮位によっては車の積み下ろしが不可能なことがあるので、事前に確認が必要です。
 本島の北西部にある西中港(にしなかこう)は、神浦港から西の離島3つを回った便が到着する港なので、中島本島にのみ用がある人はほとんど利用することはありません。以前は広島県呉港に行くフェリーの拠点となっていましたが、廃線となっています。
 また、中島本島を走る定期バスも運行されています。こちらも合併前の中島町営バスを存続してくれている感じです。便数はピーク時に比べると減りましたが、高齢者の多い島では重要な交通手段となっています。
 松山へ買い物や通院に出かける人、中には通学・通勤する人もいるので、朝の便と夕方の便は平日でもまずまずの乗船率となっていますが、昼間の便はゆったりとくつろげる状態です。
 ただ、島の家はほとんど本家なので、年末年始、夏休み(特に盆)、ゴールデンウィークには島を離れている親戚がどっと押し寄せます。冬でも外のデッキや甲板にしか座れないこともありますのでご注意を。孫にあたる小さな子供も多いので、騒音は覚悟しなければいけません。
 新幹線のように乗船率100%オーバーということは(救命胴衣等の都合上?)できないようで、混雑時には臨時便として予備のフェリーを出動させているシーンが東線で見られることがあります。
 また、車の積載量にも限度がありますので、車が積めなかったら次の便に回されます。優先予約等はしていないようですので、乗る便の前のフェリーが出発したら港に車をとめてから実家に戻る(または実家の車で家に戻る)というテクニックも必要になってくるようです。
 島の人は自虐的に「ミカンしかない島」や「何も無いがある島」と言っています。親戚の家がないと不便かもしれませんが、自然が豊かで落ち着ける場所ではあると思います。今年の夏にでもぜひ訪れてみてください。

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概要

店舗名

ナカジマキセン ナカジマシテン

中島汽船株式会社 中島支店

ジャンル

電話番号

住所

愛媛県松山市中島大浦4764

アクセス

バス停
  • 中島港から29m (徒歩1分)

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