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四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。松山自動車道松山ICを降りてすぐのところにある四国八十八ヶ所霊場の第四十九番札所です。駐車場のすぐ近く、石段の上に立派な仁王門、さらにその先の石段を上がった先に重要文化財の本堂、大師堂、阿弥陀堂などがあります。風情ある庭園もあり古刹の雰囲気漂うお寺で穏やかな気持ちでお参りさせて頂くことが出来ました。
四国八十八ヶ所霊場の第四十九番札所です。山号は西林山・三蔵院と号す真言宗豊山派の寺院で、創建は天平勝宝年間(749年 – 757年)、開基は恵明と伝わる歴史があります。山を背にした立派な山門をくぐると右手に鐘楼があり、石段を上った正面に本堂や大師堂、阿弥陀堂が建っており、風情ある庭園もあり古寺の雰囲気が味わうことができました。
西林寺を出て、県道40号をさらに松山市内方面へ進みます。途中で国道11号を横切り、伊予鉄道の踏切を越え、県道334号(旧国道11号)を左折します。しばらく走ると看板があるので、そこを右折して間もなくです。
仁王門周辺は住宅街で、お寺が月極駐車場を契約してくれています。そのため、納経の際に駐車料金も一緒に渡すようになっています(バイクは無料でした)。
仁王門の仁王像はほとんどのお寺で、影になって上手く写真におさまりませんでしたが、こちらの仁王像は遠くからでもはっきりと分かるようになっていました。
仁王門入ると正面に国の重要文化財に指定されている本堂があります。本堂には空也上人という踊り念仏の開祖の像があり、こちらも国の重要文化財に指定されています。空也上人は、道路の補修や橋掛け、井戸掘りなどを行い、民衆を救った遊行僧で、像は腰の曲がった痩身の姿をしており、口から発する言葉が「南無阿弥陀仏」となっていると書かれていました。この像は浄土寺に上人が滞在したときに彫ったものと言われています。
本堂の裏手は山と墓地になっており、ミニ四国八十八カ所のようなものもあるようです。
大師堂の他に、愛染堂・阿弥陀堂・観音堂などもありました。