口コミ

護皇山

3.00

投稿日: 2013/09/12

　石手寺への参拝を終え、五十二番札所を目指しても良かったのですが、五十二番と五十三番は近くにあり、２寺回りきるには微妙な時間だったため、東温市内にある三十六不動の十八番札所の浄土寺へ行くことにしました。八十八カ所、別格二十、三十六不動の流れから少し外れているので、この機に回っておこうと思いました。元来た道を逆走し、浄土寺と西林寺の間の国道１１号を左折し、東温市を目指します。以前紹介した東温市総合公園近くから右折し、東温高校などの学校が密集しているエリアを進み、高速の高架をくぐり、重信川を渡ります。そこから右前方に向かって少し進むと、小高い丘の上に浄土寺があります。大雑把な地図しか持たずに行きましたが、大きな看板が立っていたので助かりました。
　石段の左の道を上がると境内に着き、駐車できました。境内は他の三十六不動札所同様にこぢんまりとした佇まいでした。
　不動堂の参拝場所は、本堂の縁側のような位置にあり、納経は右の入口でインターフォンを押します。すると、「どうぞ上がってください」と言われ、本堂の中で納経をしてくださいました。靴を脱いで納経を受けたのは、遍路を始めてから初の体験でした。
　住職も気さくな方で、出して頂いたコーヒーを頂きながら、今日の行程などについてしばらく話をしました。また、宇和島にも檀家さんがいるという話を聞き、敷地は小さいながら広く信仰を集めているのだなと思いました。
　本日は朝のスタートと札所密集地だったこともあり、八十八カ所、別格二十、三十六不動を合わせて１０の札所を回ることができました。密の濃い遍路ができたなと思います。秋が深まりすぎると、それはそれで遍路が辛くなるので、１０月中には結願したいものです。来週・再来週と三連休が続くので、せめて１日でも遍路に時間が割ければ…。帰ったら頑張って仕事を片付けようと思います。