上郡に来て10年。
塾と学校の力関係が、大阪と上郡で全く正反対なので、本当にビックリしました。
大阪は、塾が絶対です。
高校受験では、12月に三者懇談が学校で行われますが、学校の先生は、最初の一言は必ず、
「塾の先生は、何ておっしゃってましたか？」だそうです。
塾の先生との懇談で、志望校から併願校、スベリ止めは受けるのかどうなのか、全て決めてました。
ですから、塾の受験学年担当は、
11月下旬から12月は本当に忙しかった！！そして、その子の未来を決めてしまうので、責任重大な代わりに、上手いこと行った時の喜びも、感激もひとしおでした。
中学受験は、学校の懇談なんか一切ありませんから、もっと塾の進路相談て、凄く重要でした。
従って、上郡で塾を始めるにあたっては、情報集めにしばらくは本当に必死でした。
正直、兵庫県の第4学区のことは、ほとんど知りませんでしたから…。
でも、今年で9回目の卒業生を出すにあたり、高校受験と中学受験に必要な入試情報は十二分に集めることが出来たと自負しております。
ただ、いかんせん、上郡は、その情報を活かしての懇談をする必要がない！というのが、残念でなりません。
本人の第一志望校に合格させること！
クラスの第一志望校合格率を常に100%を目指すこと！
を目標にしてましたから、とにかく私のクラスに入りたがり、下がることを嫌がっていました！
それが、私のプライドでした。
だから、進路指導を全く出来ないのは、本当にさびしい限りです。
高校受験は、現在の仕組みが変わらない限り、私の知識は活用出来る場所がみあたらないままおわるんでしょうね、多分…。
ただ、中学受験に関しては、色んな所から、有用な情報が次々と入って来ています。
上郡の中で、塾の位置付けが、もっと重要な地位を占めれるよう、頑張って行きたいと思います。
晴誠塾
