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霊雲山

3.00
投稿日

 今回のルートでは、来た道(県道3号)を戻るような形で南下して行きます。八十七番長尾寺に向かう途中、八十七番奥の院という看板を発見。その先には小さなお寺らしきものが見えたので、時間も余裕があるし、道沿いならちょっと寄ってみようかということで立ち寄りました。
 四国霊場を開くために四国を廻っていた弘法大師が、この地で光る石を見つけ、地蔵菩薩を彫りお堂を建てたのが始まりとされています。当時は霊雲寺と呼ばれていたそうですが、明治の廃仏毀釈で一時廃寺となり、その後観音寺市の玉泉寺をこちらへ移転して合併し今に至るとのことです。山門も霊芝寺から移転させてきたものということです。地元の方からは古くから信仰されており、八十七番の奥の院に定められたとのことです。
 山門をくぐるとすぐに石段があり、石段の頂上が境内となっています。正面に本堂、左に鐘楼があり、本堂左奥にある小さなお堂が大師堂となっています。
 狭い境内ですが、本堂前には藤棚がつけられており、5〜6月くらいに来ると藤が咲いてきれいなのだろうなと思いました。別格三十六不動霊場によくあった小さな札所でした。
 また、別格を廻っているときにいくつか「新四国曼荼羅霊場○番」という札がかかっていた霊場がありましたが、こちらは新四国曼荼羅霊場九番札所となっていました。別格のように二十や三十六ではなく、曼荼羅霊場だけで四国八十八ヶ所があるそうです。ここまでも、知ってしまったらやってみたくなる性格が出てしまい、現にこの時も奥の院という文字を見てしまったから来ているわけで…。うーん、次回の四国遍路に加えることになるのかなあ?おそらく2周目の四国八十八ヶ所を始めるとしても早くて来年の春だと思うので、それまでに曼荼羅霊場とは何なのか、「新」があるなら「旧」もあるのかなど、色々調べてみて決めようと思います。
 参拝したことのある方のブログを見てみると、八十七番奥の院の納経の画像をアップしていたので、私も納経しておけば良かったなと後悔。八十八ヶ所全てに奥の院があるようですが、こちらのように有人の所もあれば無人の所もあり、八十八全ての奥の院納経はあるのかも定かではありません。完璧主義で昔から収集癖も強い方なので、あるのだったら揃えたいなあ、とここへ来てコレクター(という言い方は遍路にとっては不適切ですが)根性が出てきてしまいました。物への執着が強い俗人と言うべきか、全て廻ろうという信心深い人間と言うべきか…(多分前者)。2周目には色々調べて悔いの無い遍路にしたいと思います。

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写真

概要

店舗名

日切地蔵玉泉寺

ジャンル

電話番号

住所

香川県さぬき市造田宮西1022-2

アクセス

最寄駅
バス停
  • 中央橋北側から600m (徒歩8分)

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