口コミ
当初の予定では弥谷寺の後に御盥山不動坊、海岸寺を廻るようにしていましたが、参拝済みのため七十二番曼荼羅寺へと向かいます。元来た道を国道まで戻り、東に向いて進みます。看板に従って約5kmの移動で到着しました。
駐車場はさほど広くありません。バスが来なければバス用のスペースも使わなければ、休日は大変です。我先にと割り込まれました(私が出て行く車に見えたのかもしれませんが)が、そこは遍路の端くれとして我慢です。「遠方から来られて過密なスケジュールで廻られているのだろう」と、自分に言い聞かせます。駐車場の下に小さな売店があり、そこにも駐車できるようですが、車で初めて行ったらお店専用っぽく見えて気づかないかもしれません。
駐車場から歩いて2分くらいで仁王門に到着します。大師堂裏につながる道もありますが、参拝者は通行禁止になっているので、ルールは守りましょう。
仁王門をくぐると小さな石橋があり、正面に本堂が見えます。本堂前には歌人で後に出家した西行がこの地を訪れた際に昼寝に使ったという昼寝石があります。
本堂左には大師堂があります。建て替えられて間がないようで、木の色がまだ鮮やかです。
本堂の右には不老の松と呼ばれる立派な松があったそうですが、平成に入り松食い虫にやられて今はありません。枯れてしたまった不老の松の幹に弘法大師の像を彫り、自生していた横に笠松大師として祀られています。
境内もそこまで広くなく、長いこと駐車して後から来る参拝者に迷惑かけてはいけないと思い、手短に参拝を済ませ後にしました。
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