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四国八十八箇所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八箇所霊場の第八十一番札所です。「七棟門」と言う高麗形式の門の左右に2棟の塀を連ねた珍しい山門を潜った先、護摩堂や薬師堂、行者堂、阿弥陀堂が並び、一番高い所に本堂と大師堂があります。風光明媚な五色台の中腹、白峰山の山麓にあり瀬戸内海の雄大な景色を望むことが出来る山寺の雰囲気が満ちている古刹でした。
四国八十八箇所霊場の第八十一番札所です。広い境内に国の重要文化財に指定されている古い二基の十三重石塔や高麗形式の珍しい七棟門、小松天皇奉納の勅額を掲げた重要文化財の勅額門、本堂、大師堂、頓証寺殿、金堂、薬師堂などがあり見所の多い寺院です。参道にある白峰展望台からは瀬戸内海の雄大な景色を望むことが出来ました。

四国八十八箇所霊場の第八十一番札所
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四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。瀬戸中央自動車道の“坂出北IC”から車で30分ほどのところにあります。
参道を上ると途中右手に国の重要文化財に指定されている古い二基の十三重石塔があります。更に進むと高麗形式の門の左右に二棟の塀を連ねた珍しい山門があります。そこから右に石段を上って行くと、石段の左右に干支の守り本尊が祀られた小さなお堂があり、その先正面に本堂と大師堂が並んでいます。広い境内には沢山のお堂が建ち、見所の多いお寺さんです。
参道にいたるところに白峰展望台があり、瀬戸内海の綺麗な景色を望むことが出来ます。
無料の駐車場があります。
国分寺から元来た道を戻り、国道11号に入ります。そこから看板に従って住宅街のような細い道へと進んでいきます。しばらく走るとやや広い山道へと変わります。木々に覆われて昼でも暗いという山ではなく、麓が見渡せる山道で晴れていたら見晴らしが良さそうです。レストパークがある分岐を左下に進んでいくと八十一番白峯寺に向かいます。お寺の手前には重要文化財の十三重石塔が2つ並んで建てられています。源頼朝が崇徳上皇の菩提のために建立したと伝えられているものです。
駐車場は山門前にあります。山門は七棟門と言われる変わった構造の門になっています。山門の正面には護摩堂があり、この中に納経所があります。
護摩堂を左に曲がって進むと、正面に他の寺でよく見るような門があり、その奥にお堂がありました。大師堂かと思ってお参りしたのですが、頓証寺殿という崇徳天皇の御廟所でした。頓証寺殿の左には相模坊という天狗の石像がありました。この山に住むと言われる天狗で、ある日の夕方に白峯寺の小僧さんが木綿豆腐を買った帰りに、背中を押され宙を舞った感覚に襲われ、元の感覚に戻った時には、木綿豆腐が絹ごし豆腐(木綿より高い)に変わっており、不憫に思った相模坊の粋な計らいであるという言い伝えがあります。山門に見えたのは勅願門と呼ばれる門でした。
勅願門を出ると、左手に百段近い石段があり、石段の途中の両側には鐘楼や薬師堂などがあります。各お堂に安置されているご本尊にゆかりの干支の守り本尊になっているとのことでした。
白峯寺のご本尊で本堂に祀られているのは千手観音菩薩で、私の生まれ年である子年の守り本尊となっていました。本堂と大師堂は石段を登り切ったところにあり、正面に本堂、右に大師堂という並びになっています。
納経を済ませ、山門を出た所の右側に下へと下る石段があり、白峯陵へと続いていると書かれていました。行ってみると崇徳天皇の御陵がありました。白峯陵から右に続く道を進んでいくと、境内へと戻りました。
前日の午後からの雨の予報を、何とか曇りで我慢してくれていましたが、ここへ来て小雨がぱらついてきました。スリップしないよう慎重に根来寺へと向かいます。