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経納山・御盥山

3.00
投稿日

 ここまでバイクで廻ってきたのに…という葛藤を胸に、車での参拝1札所目へと移動します。
 ルートは色々ありますが、国道11号を東へ進み、途中で詫間駅を目指して海の方へ左折し進んでいきました。そこから海岸線を走る県道21号へ入り左に瀬戸内海を眺めながら進むと、右の山に二重塔が見えます。その一角が海岸寺奥の院となっています。
 四国別格三十六不動の三十一番札所となっており、公式ホームページでは「御盥山(おたらいさん)不動坊」という名称で明記されています。別物だと思って周辺をさまよってしまったのでお間違えなく。
 弘法大師が誕生した地とされ、鐘楼門をくぐって進むと、正面の大師堂までの間に「産湯の井戸」や「湯手掛け松」など、弘法大師の出産にゆかりのある場所を見ることができます。
 奥の院のご本尊は「弘法大師誕生仏(番外霊場の納経をすると、白黒ではありますが御本尊の写真が載っている御姿がいただけます。)」となっています。奥の院には大師堂しかなく、本堂は本坊のみにあります。大師堂横に納経所があります。こちらの納経所では、三十一番不動霊場の納経の他に、番外霊場扱いとなる「弘法大師誕生の地」の納経、また本坊の別格二十霊場十八番札所の3つの納経を行っています。納経帳を先に預けてくれれば、参拝の間に記帳してくれるというので、3つともお願いしました。
 あがってお参りしてくださいということで、靴を脱いで堂内にあがり、ご本尊がある(と思われる)中央に座り読経をしました。お参り後、納経所で納経帳を受け取り、納経所の方(奥の院の住職?)と、どこから来たのか、不動参りを始めたきっかけは?など少し話をしました。最近はお不動参りをする若者が増えつつあるらしいのですが、理由を尋ねると「不動明王って何かかっこいいじゃないですか!」という回答が返ってきたことがあり、なんだかなあ…と思ったことがあるということを聞きました。カラーお童子のお姿の件について聞くと、こちらも随分枚数が減っているとのことでしたが、無事いただけました。
 境内の配置についても説明を受け、お不動さんは裏山を登った中腹にあるということでした。県道から西に進んだところに車が通ることのできる参道もあるとのことでしたが、大師堂を背にして右にあるミニ四国八十八ヶ所(別格二十霊場を含む)のコースを徒歩で登って行きました。途中で県道から見えた二重塔を通過します。各札所の石像の横には看板もあり、道中の木々にも植物の名前が記されているので樹木の勉強にもなります。
 いわれた通り進んでいくと、文殊堂の近くに大きめのウサギ小屋があり、20匹くらいのウサギが飼育されていました。しばらくウサギを見て癒されたのち、さらに進むと青い屋根の不動堂が見えてきます。不動堂の手前に展望スペースのような部屋が見えますが、通夜堂(歩き遍路用の屋根付き野宿スペース)だそうです。
 ここまで登ってくると、名前の通り海岸と海がよく見えます。
 ミニ八十八ヶ所をたどっていくと、いったん県道に出て大師堂近くの境内にたどり着きます。
 別格二十霊場十八番札所の海岸寺本坊は、道を挟んですぐの場所です。地図で見ると少し離れているように見えましたが目と鼻の先。納経は奥の院でしてもらいましたが、本坊で本堂のお参りをしに移動です。

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写真

概要

店舗名

海岸寺 奥の院

ジャンル

電話番号

住所

香川県仲多度郡多度津町大字西白方997-1

アクセス

最寄駅

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最終更新日

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