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新四国曼荼羅霊場２４番

3.50

投稿日: 2017/09/18

　琴弾八幡宮から海沿いの県道２１号を西へと進み、国道１１号へ合流します。そこから少し愛媛県側へ走ると左手にこちらのお寺があります。見落としたのかもしれませんが、国道沿いに看板は確認できませんでした。その代わりに大きめの多宝塔が見えたので、もしかしたらと思いＵターンしたらビンゴでした。山門は国道の裏手にあります。１８ある香川県最後の札所です。
　７０８年に行基菩薩が開山したお寺で、御本尊は阿弥陀如来となっています。山門を入って左前方には、大きな観音像が建てられています。平和観音と名付けられたこの像は、北村西望さんという方だそうです。美術に造詣のない私にとっては誰？という感じでしたが、看板の解説を読んでみると、長崎県の平和公園にある平和祈念像の作者であることが記されていました。片手を天に、もう一方を水平に伸ばして座っているあの像であれば、実物は見たことなくても写真等で見たことがあります。あの像を作り終えて次に取り掛かったのがこちらの平和観音像で、しかも９６歳の時の作品ということでさらに驚きです。曼荼羅霊場を巡らなければ気づかなかった発見ができました。
　参拝を終え、ここから愛媛県の３０霊場へと突入します。