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三十六不動結願

3.00

投稿日: 2013/10/29

　いよいよ別格三十六不動霊場の一巡目が終わります。廻り終えることを結願（けちがん）と言います。四国八十八ヶ所の八十四番札所屋島寺の近くにあり、屋島寺へと続くドライブウェイより一本東にある県道１５０号を途中で左折して山道を進んだところにあります。
　駐車場は広く、境内への石段が続いています。石段を登っていくと、納経所が併設された本堂と鐘楼のある平地に着きます。周囲に三十六童子の石像を安置する予定らしく、三十六童子の像があるという旨が書かれた石碑だけ現段階では置かれていました。
　もう一段上にも広場があり、さらに一段高い場所に不動明王の石像が祀られていました。無駄にだだっ広く敷地をとっているので閑散とした感じがしますが、香川県内では桜の名所として知られており、シーズンには多くの花見客が訪れるそうです。ソメイヨシノだけではなく、黄緑色っぽい花をつける珍しい桜もあるとのことでした。
　納経所で納経をして頂き、一巡目を終えました。三十六不動参りは、今まで廻ってきた三十六寺院を三十六周して真の結願となるため、納経所の方もこれまでの札所とさほど対応は変わらず、「またお目にかかりましょう」という雰囲気でした。三十六不動巡拝においては、一周目が終わっただけではまだまだ駆け出しの遍路でしかありません。かといって、仕事をしながらでは車・バイクを使っても年に１〜２周が関の山。歩いての巡拝では一周に何年かかることやら…という状態です。でも折角始めた遍路ですから、目の前の目標を一つずつ達成していけばいずれ真の結願にたどり着くはずです。
　ひとまず不安を抱いていたカラーお童子については、無事に３６枚揃えることが出来ました。こちらのお寺の残り枚数も聞いてみましたが、そこまで緊迫している訳ではないとのことでした。なにはともあれ、無くなる前に参拝を終えることが出来て一安心です。
　冬になると八十八ヶ所の霊場は雪で通行止めになる札所もあるようなので、冬に車で２周目の別格廻りに出れたらいいなと思っています。