『ヒドゥン』は、1987年に公開されたアメリカのアクションホラーSF映画で、ジャック・ショルダーが監督を務めました。このダイナミックな映画は、異星人が人間の体に寄生して凶悪犯となり、ロサンゼルスで巻き起こる連続殺人事件を描いています。物語は、刑事トム・ベックがFBI捜査官ロイド・ギャラガーと共に、異星社会から逃げてきた凶悪な寄生体を追い詰めていく展開となります。
映画のオープニングでは、銀行強盗をしてフェラーリを乗り回すデヴリーズという人物が描かれ、その後、彼の体が異星人に乗り移られる場面が描写されます。ベックはこの事件を捜査している最中に、ギャラガーと遭遇します。ギャラガーは、実は異星人の仕業であることを挙げ、事件を追跡するコンビとしての関係を築いていきます。後半では、寄生体が新たな宿主に乗り移る様子が描かれ、スリリングな展開が続きます。
本作はアクションだけでなく、友情や信頼がテーマとして描かれています。特に、二人の主人公が異星人との戦いを通じて絆を深めていく様子が際立っています。エイリアンの寄生で変貌を遂げた人物たちの人間ドラマも見どころの一つです。
ラストシーンでは、ギャラガーがベックに新たな命を吹き込むことで、一種のハッピーエンドを迎えますが、彼自身の運命は切なく描かれています。映画は、SF要素とサスペンスのバランスが絶妙で、80年代特有の雰囲気も感じられる作品です。様々なレビューが寄せられているものの、「ヒドゥン」は当時の映画文化においても特異な位置を占めており、その後のSF作品にも多大な影響を与えています。映画ファンには必見の一作です。