口コミ
四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八ヶ所霊場の第11番札所です。本堂の雲龍天井画と藤の古木などが有名なお寺です。本堂の雲龍天井画は迫力があり見応えがありました。また、本堂には、弘法大師自らの作であると伝えられる薬師如来像が祀られていて、不思議にも2度の火災の難を逃れていることから「厄よけのお薬師さん」と呼ばれています。
四国八十八ヶ所霊場の第11番札所です。創建は弘仁6年(815年)、弘法大師開基と伝わる古い歴史を持つ臨済宗妙心寺派の寺院です。広い境内には立派な仁王門や前立本尊が祀られ雲龍の絵が天井いっぱいに描かれている本堂、大師像を祀る大師堂、白龍弁財天を祀る白龍弁財天堂、弘法大師お手植えの藤がある藤棚など見所いっぱの三方を山に囲まれた静かな佇まいのお寺さんでした。

五色の藤
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明王院巡拝後、県道12号線を東へ戻り、切幡変電所(切幡寺からまっすぐ南下したところ)のある交差点を右折します。住宅街や田畑の道を進みますが、法輪寺から切幡寺までの道同様、至る所に道しるべとなるステッカーが貼られています。
幅2mくらいの沈下橋を渡り、いよいよ吉野川南岸にある霊場巡りが始まります。切りのいい十番までが終わったことと、吉野川を渡ったことで、新しいステージに突入したような気分になります(本当は前回切幡寺まで回ってしまいたかった)。
藤井寺はやや山奥に位置しており、駐車スペースが確保できないためか、山門のすぐ下で経営している旅館の駐車場へ駐車させてもらうようになります。料金はバイクで100円、普通車は200円でした。
駐車場から振り返ると、時代を感じさせる山門と鐘撞き堂を拝むことが出来ます。お寺の名前の由来となった5色の藤棚が見所の一つのようですが、既にシーズンが終わってしまっており残念。
また、藤井寺は八十八カ所の中で数カ所ある真言宗以外のお寺の1カ所目でした。空海=真言宗と思っていたのですが、長い歴史の中でいろいろあったようで、現在は臨済宗となっています。
山門を進むと道は右に折れ、正面に本堂、右に大師堂、左に「白龍弁財天」と書かれた石碑がある建物(七堂伽藍?)があります。
本堂の右奥には徳島県内最大の難所と言われ、「遍路ころがし」の異名を持つ、十二番札所焼山寺へとつながる遍路道の入り口がぽっかりと開いています。遍路ころがしの総距離は12.5km、男性でも6時間はかかる難所のようです。今回はバイク遍路ですが、ゆくゆくは歩き遍路もしてみたいと思っています。そのときはどうぞお手柔らかに。