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四国八十八ヶ所巡礼の旅で参拝しました。四国八十八ヶ所霊場の第8番札所です。815年に弘法大師によって創建されたという古い歴史を持つ寺院です。1687年建立の山門は、和様と唐様の折衷様式で、間口は9mもあり四国霊場の中で最大級の仁王門で徳島県の指定文化財になっています。1707年建立の多宝塔も四国で最古、最大の規模を誇ることで県指定文化財になっているなど見所の多い寺院でした。
奥に長い寺を山側へ辿ります。
谷になっている山への道(舗装されています)参道ですが、あちこちにアジサイの花が咲いていました。
この寺は四国最古の山門があり、今では寺の前の道で参道が断ち切られていますが、その容姿は壮大です。
アジサイは6月中ごろが見ごろでしょう。
静かな境内にお経の声が響いておりました。
十楽寺から県道139号線を西へ進み、国道318号線との交差点(一角に温泉施設があります)を直進。県道からは離れますが、看板を頼りに進むと迷うことはありませんでした。徳島自動車道より北側に位置しています。
仁王門は道の左側にあり、残りの建物は道の右側にあります。仁王門より外の旧道は、畑が広がっており、素通りしてしまいそうになりますが、八十八か所一の大きさ(徳島県有形文化財)らしいので、見る価値はあります(私は参拝後に発見し、デジカメでは写真を撮りました)。
駐車場のすぐそばに納経所がありますが、本堂、大師堂へは、最初はやや緩やかだけれども途中からは他と同じくらいの石段を登っていかなければなりません。距離はそこそこあります。
駐車場の近くに多宝塔があり、こちらも四国最大とのことです。全体的に年季が入っている感じでしたが、上の屋根の裏側の色彩は鮮やかでした(逆光だったので撮影せず)。近くにスピーカーがつけられており、お経?が流れていました(おそらく録音テープ)。
階段途中の中門にも金色の鎧をまとった仁王?の像があります。
階段を登った先に本堂があり(撮影し忘れ)、本堂左手の階段をさらに上ると大師堂があります。本堂も大師堂もどちらかといえば神社っぽい造りをしています。
納経所の向かいには池があり、岸から数m内側に弁天宮がまつられている島?まで橋が架かっていました。
納経所ではお寺の名前にちなんで熊のマスコット付きのお守りも販売されています。