口コミ
大日寺から来た道を約2kmひたすらまっすぐ下ると右手に地蔵寺があります。まず奥の院が見え、さらに下ると仁王門があります。
すぐ近くには同じ真言宗のお寺があるのですが、人の往来は見られず…どこか物悲しい光景に思えました。
仁王門をくぐるとすぐ右手に樹齢約800年の大銀杏が出迎えてくれます。大銀杏から右に大師堂、正面に納経所、左に本堂があります。本堂の手前には地蔵尊がまつられており境内に2カ所ある水琴窟の一つが置かれています。経木に水をかけると滴った水滴がキーンという音を放ちます。もう一つはぜひ探してみてください。
本堂左手に奥へと進む道があり、梅の木が並ぶ道を登っていくと、行きに見えた奥の院へとつながっています。こちらには四国八十八か所唯一の五百羅漢がおさめられています。参拝料200円を払い、左の弥勒堂から順路に従って回っていきます。
「実際に500体あるのか数えてみよう」なんて足を踏み込む前は考えていましたが、中に入ると圧巻、ずらりと等身大の羅漢像が並べられており迫力があるというかありがたいというか、五番目にして俗世の心が消えつつあるのか、真剣に見させていただきました。各々表情が異なり、身近で亡くなった人の顔と同じ顔が一つあるといわれています。
中間地点に仏像が安置されており、大師堂まで進むと出口となっています。出口から左に一般道へ出る道があります。少しでも距離を縮めたいなら、奥の院を先に見てもいいかもしれません。