ゴミ屋敷清掃業者の実態とは?イーブイ代表が語る現場の現実と業界の課題
【ゴミ屋敷 清掃 業者 実態】で検索される方の多くは、「信頼できる業者の見分け方」や「清掃業者が現場でどんなことを考えているのか」といった点が気になっているのではないでしょうか。
今回は、ルポライターの國友公司さんが、不用品回収業者イーブイの代表・二見と対談し、ゴミ屋敷清掃業の実態や印象的な事例、そして業界が抱える問題点について語った動画の内容を紹介します。
ゴミ屋敷と聞くと表面的なイメージだけが先行しがちですが、その背景には人それぞれの事情があります。本記事では、現場で実際に起きた事例とともに、業者のプロとしての視点もお伝えします。
さっそく、話の内容をみていきましょう。
イーブイの清掃事業と現場の対応件数
イーブイは、大阪市を拠点にゴミ屋敷の片付けや遺品整理、生前整理などを行う不用品回収業者です。代表の二見はこの仕事に約12年間携わり、会社設立からは9年が経過しました。
月間の依頼件数は繁忙期である3月〜4月には300〜400件にもなり、その中でゴミ屋敷は約1割、遺品整理と生前整理がそれぞれ2割ほどを占めるとのこと。こうした数字からも、日常的にさまざまなケースに対応していることが分かります。
YouTubeで業界の透明性を高める取り組み
二見は、業界の透明性を高める目的で、数年前からYouTubeチャンネルを運営しています。
以前は、料金が不明瞭でトラブルが多いという悪質な業者の存在が問題視されており、健全な業界に変えていくために「正しいサービス内容を伝える場」として動画を活用し始めたといいます。現在では、多くの視聴者から応援の声が届くようになり、動画の力を実感しているとのことです。

印象に残るゴミ屋敷の事例と住人の背景
二見さんが語った事例の中には、ただの片付けでは終わらない、深い事情があるケースも多く存在します。
たとえば、入院中の若い女性が「もしものときに家族を悲しませたくない」と病室から片付けを依頼してきた話や、家族を亡くした女性が精神的に苦しくなり、結果的に部屋が片付かなくなってしまったケースなどがありました。
また、子どもが暮らす家庭の事例では、動画の公開に慎重になりながらも、依頼者の希望を受けて発信を決断したというエピソードも紹介されました。見た目の状態だけで判断せず、背景にある事情を尊重する姿勢が印象的です。
良心的な清掃業者を選ぶためのポイント
対談の中では、「どうすれば信頼できる業者を選べるか」についても語られました。
まず、見積もりは最低3社から取り、金額だけでなく内容や対応の丁寧さも比較することが大切です。口頭ではなく書面での見積書を求めること、追加料金の有無を確認すること、Googleの口コミを参考にすることなど、具体的なポイントがいくつも紹介されました。
また、現場での対応人数や制服の有無なども、しっかりとした運営体制を見極める材料になるといいます。
まとめ
今回は、不用品回収業者イーブイ代表・二見と國友公司さんの対談動画の内容をもとに、ゴミ屋敷清掃の現場で実際に語られた実態やエピソードをご紹介しました。
・月間数百件の対応から見える多様な現場
・YouTubeを通じた業界の健全化への貢献
・見た目だけでは分からない住人の背景
・良心的な業者を見極めるための具体的な方法
ゴミ屋敷は、単なる「汚れた部屋」ではなく、そこに暮らす人の背景や思いが詰まった空間です。片付けを検討されている方は、こうした誠実な姿勢の業者に相談してみることをおすすめします。
https://www.youtube.com/watch?v=lGJm5MlhTmQ
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チャンネル: 進め! ルポライター國友公司