シンプルなフレーズとメロディだからか
いまだに、千鳥屋と聞くと
すぐに頭の中に響くこのワンフレーズ。
駒込駅前にあり
創業が嘉永7年というから驚きだ。
あまりにも有名なチロリアンは
ロールクッキーのことで
カリッ、サクッとした歯触りの外側と
中のバニラクリームが
泥臭いけど懐かしさを呼び覚ます味。
同じように有名な千鳥饅頭も
外側が薄茶色の皮。
その表面に千鳥の焼き印。
中は白餡。
ただ千鳥の焼き印に波があると
中味はかすかに黄色味がかった餡となっている。
餡も皮も気取らない昔ながらの素朴さ。
あれこれむやみにこだわっていないあたりが
日本茶との相性を格段のものにしてるのだろう。
縁側で日向ぼっこをするような
無性に懐かしい日本の原風景になじむ和菓子は
ふとした折に食べたくなる商品だ。