あなたと一緒にあなたの状態と向き合います。
この院は、病院という大きな枠組みから抜け落ち
今もなお、つらい症状を抱える方たちのためにあります。
理学療法士として日々患者さんと関わっている中で、
様々な法制度の変化や、それにともなって、
現場として理想通りにいかない現実に直面しました。
病院という枠組みから地域にでて、
多くの方が苦しんでいる事を知りました。
先進医学がこれだけ発達しても、
日本という国が医術大国といわれるほどになってもなお、
苦しむ人の数は減りません。
オステオパシーの創始者であるスティル博士が自問自答し続けた言葉が、
病に苦しむ人と向き合う現代の私たちにも突き刺さります。
「この考えは正しいのか?この方向性は合っているのか?」
スティル博士はお子さんを亡くされた経験から
もう一度この疑問に真摯に向き合うことをされました。
そして生み出されたのがオステオパシーです。
僕は彼の意志を引き継ぎたいと思っています。
「病」はなくたっていい。
それを可能とするコンセプトを捜し歩きました。
考え続けました。そしてそれは今も続いています。
結果というものは、すべてが理屈どおりに行くものではありません。
しかし、奇跡は、それを起こしうるだけの理論を
含有したコンセプトの中でしか起こらないと思っています。
オステオパシーを通して、理学療法士時代では考えられない経験を、
患者さんたちが見せてくれました。
患者さんの人生がまさに変わる瞬間。
その一つ一つが、手による施術の可能性を
僕に信じさせてくれています。
自分が理想とする医学、方法ではまだまだありません。
しかし、かならず到達したい。
かならずその可能性を示したい。
そんな思いを日々込めています。
大学の授業でこんなことを言われたことがあります。
「教科書にのっているのは過去の情報(方法)、
君たちの患者さんの中には未来の情報(方法)があるんだよ。」
僕たちは皆何かの前日を生きています。
切り開く。明日を。
「必要なものを必要なひとのところに」
見えない出口に苦しむ方たちの希望となるよう、全力を尽くします。
- 趣味・マイブーム
妻と子どもと一緒に食事をすること。これが一番の幸せ。