暦の上では冬が始まる立冬。木々は葉を落とし、空気は澄み渡り、世界は静けさを深めていきます。自然が休息へと向かうように、私たちの心と体もまた、温もりを育み、静かに養うことが大切です。
ここからは、冬を健やかに迎えるためのセルフケアをご紹介します。
1. 身体を温める習慣
• 首・背中・足首を冷やさないよう、ストールや靴下で保温
• 夜はぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、血流を整える
• 生姜や根菜を使ったスープや鍋で、体の内側から温める
2. 心を休める習慣
• 夜更かしを避け、早めに布団へ入る
• 温かい飲み物を片手に静かな読書や音楽で心を落ち着ける
3. ツボ養生
• 足三里:疲労回復、胃腸の調子を整える
• 三陰交:冷えや婦人科系の不調に有効
• 関元:下腹部を温め、気を養う→ お灸や軽い指圧でセルフケア可能
立冬は、冬の静けさを味方にできる季節です。温め・休め・養うを心がけることで、春に向けての力を静かに育てていきましょう。