春の8Kと言われるものは、乾燥、強風、火災、強雨、花粉、黄砂、寒気、寒暖差です。
春は天候の変化が激しく、温暖化も伴って主要な原因となっているのは乾燥です。
山火事が多いのも降水量が少ないことが一因となっています。
中医学では、乾燥というものを燥邪として考えています。
通常、燥邪は秋に多く、乾燥することにより体内の水分、津液が不足することにより肺に影響すると言われています。
躁病として捉えています。
症状として肺の潤いが少ない場合
乾いた咳をして、痰は出ない、あるいは少量で粘り、吐き出しにくい、鼻と口の乾燥、喉が渇き痛むなどの症状が現れます。
さらに燥邪と熱とが結合すると、目が乾燥してゴロゴロする、口や喉が乾燥する、鼻が乾燥して、唇が割れる、乾いた咳、やたらと水を飲みたがる、便秘などの症状があらわれます。

乾いた咳、空咳が続く場合、肺の潤いを保つためにも加湿器を利用し、湿度50~60%に保ちましょう。
漢方薬では、麦門冬湯が空咳には向いています。
ツボでは廉泉というツボを刺激すると症状が和らぎます。
空咳が続くようであれば、ご相談下さい。