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日本の財界の故郷、今は社交倶楽部

5.00
投稿日
予算
¥5,000

 東京駅丸の内のある古めかしいビルディングです。
 日本工業倶楽部は、大正期に工業家たちが糾合して設立させた
 大企業による本格的な日本初の民間の経済団体でした。
 三井・三菱などの財閥にも出資させて、かつての会館ができた
 のは大正9年頃です。今はかつての建材を再利用した新館とな
 なっています。新館は同じ場所に同じレイアウトで平成に
 なってから建て替えられ、内装は大正時代のままです。

 かつて経団連も日経連も経済同友会も戦後の主要な経済団体は
 すべてここから巣立ちました。
 今は経済界の社交倶楽部として伝統と格式があり、各種の会合、
 パーティー、結婚式にも利用されています。会員制の倶楽部で、
 紹介がないと入れません。年会費は6万円程度で、かなり割安
 です。
  食堂や談話室があり、会員の社交の場、都心のオアシス
 です。私も大企業の役員クラスだったら、是非利用したい
 です。 東京駅から至近なのが便利です。

 となりのビルに、
 実業家資料室があり、経済人の伝記資料が読めます。
 工業クラブの事務局も資料室にありましたが、今は新館に移動
 しました。資料室は経済同友会と同じ5Fにあり、新館の隣の
 ビルの中にあります。

 大正ロマンを感じる重厚な建物で、パーティー会場として
 利用されますが、それは趣があって、素敵です。

 新館の上に炭鉱夫と紡績女工のコンクリート像があり、
 これは資本家御殿の上に主要産業の労働者がいることで、
 日本的な労資一体の経営理念を表現しています。

 東京駅に行かれるからは、ぜひこの建物のいわれをご覧
 ください。

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写真

概要

店舗名

日本工業倶楽部

ジャンル

電話番号

住所

東京都千代田区丸の内1-4-6

アクセス

最寄駅
バス停
  • 新丸ビルから87m (徒歩2分)
公開日
最終更新日

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