野球に夢中な少年たちに多く見られる「離断性骨軟骨炎(Osteochondritis Dissecans, OCD)」をご存知ですか?
この病気は、投球動作を繰り返すことで肘の軟骨と骨に負担がかかり、異常を引き起こします。結果として、軟骨や骨片が剥がれてしまうことがあります。野球をする100人の少年のうち1~2人(約2%)がこの病気にかかると言われています。
【症状】
OCDの初期段階では無症状のことが多いですが、進行すると次のような症状が現れます:
肘の痛み:肘の外側や後方に痛みや違和感が生じます。
肘の腫れ:肘周りが腫れることがあります。
肘の可動域の制限:肘を自由に動かせなくなります。
クリック音やカクカク感:肘を動かすときに異常な音や感触がします。
【進行段階】
OCDは次の3つの段階に分類されます:
透亮期(Translucent Stage):関節軟骨に小さな亀裂が見られるが、骨片の剥離はまだ起きていません。
分離期(Fragmentation Stage):関節軟骨の下に小さな骨片が形成され、関節が不安定になります。
遊離期(Free Floating Stage):骨片が大きく剥がれ、関節内を移動し、肘の機能が大きく損なわれます。
受診の重要性
OCDは我慢して投球を続けると、症状がどんどん進行します。最悪の場合、長期間の投球禁止や、野球をやめざるを得ないこともあります。もし肘の外側に痛みや違和感、曲げ伸ばしのしにくさを感じたら、すぐに医療機関を受診してください。早期発見と治療が、子どもたちの未来を守ります。
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野球に打ち込む少年たちが、安全にそして楽しくスポーツを続けられるように、OCDの早期発見と適切な治療がとても重要です。今すぐ行動を起こし、未来のスター選手を守りましょう!
