野球少年に多い離断性骨軟骨炎(Osteochondritis Dissecans, OCD)とは、投球による反復的な負荷が加わることで肘関節外側の軟骨と骨に異常が生じ、軟骨や骨片が剥離する疾患で統計的には野球少年の100人に1~2人(約2%)程度に発症すると言われています。
【症状】
初期のOCDは無症状であることが多く、次第に進行すると以下のような症状が現れます。
◆肘関節の痛み:肘関節の外側や後方に痛みや違和感が生じます。
◆肘関節の腫れ:肘関節周囲に軽度の腫れが現れることがあります。
◆肘関節可動域の制限:肘関節の動きが制限されることがあります。
◆クリック音やカクカク感:肘関節の運動で異常な音や感触が感じられることがあります。
【進行段階】
OCDは進行段階によって以下のように分類されます。
◆透亮期(Translucent Stage):
OCDの初期段階で、関節軟骨に微小な亀裂や異常が生じますが骨片の剥離はまだ起こっていません。
◆分離期(Fragmentation Stage):
関節軟骨の下に小さな骨片(遊離体)が形成され、関節の不安定性が増します。
◆遊離期(Free Floating Stage):
骨片が大きく剥離して関節腔内を移動し、肘関節の機能が著しく損なわれます。

【受診の重要性】
OCDは我慢して投球をくりかえしてしまうとどんどん病態が進行して、投球の長期禁止や最悪野球をやめなければならなくなってしまう場合もあります!
もし肘の外側に痛みや違和感、曲げ伸ばしがしにくいなどの症状があれば、早急に医療機関を受診しましょう!!
子どもたちの健康を守るために、早め早めの対応がとても重要です💨
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