Tさんが来られて1週間、
半年前に右肩が挙がらなくなり、
医院での治療により改善
してきた時に、左肩が挙がらな
くなったとのことです。
医院や接骨院での施術でも
改善の兆しが見られず、友人の紹介で
来院されました。
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座位で肩関節の可動域検査をします。
まず右肩は良くなった言っても、横から
のバンザイ動作(外転)は120°ほどで、
痛みは少し出現します。
左肩の外転動作は45°位で、上腕の上の
筋肉(三角筋)に出現します。また外転動作
の度に「グキッ」という音もでて、痛みの
程度も強く、所謂「凍結肩」を呈しています。
凍結肩は関節包が癒着して肩関節が拘縮することです。概して五十肩よりも痛みのピークが続き、可動域制限の軽減も僅かであることが多い。
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仰向けで施術を行います。
右肩は手首の調整と、三角筋のモーター
ポイントへの刺激で外転動作がよく
なってきます。
左肩は、上腕の皮膚操法でツッパリ感があるところを緩めてきます。この操法で、ギクッ
とした関節の痛みが軽減してきます。
更に横隔膜へのアプローチをすることで、
外転動作時の痛みを解消していきます。
これらを何回か繰り返して行います。
座位での左肩外転動作は140°まで、右肩は
180°までO.K.です。
ただ左肩の状態が悪いので、このように
動きが良くなっても、何回か来院して
頂き良い状態をキープしていかねばなり
ません。
Tさんも諦めかけていたので、肩の動き
が改善しつつあることを体感して、
とても喜ばれました(^^*)
