一ヶ月ぶりにいらしたDさん。
左肩はもとより肘関節も動かせない状態で来院されました。特に理由はなく、夜寝ていたが、急に肩の痛みを感じ始めたとのことです。
患部の状態としては、左肩の前は触れるだけでもビクッと強い痛みを感じます。左肘関節を曲げることもままならない状態です。
考えられるのは、一つは肩関節周辺の筋肉に石灰が沈着した場合です。(このように話しましたが、Dさんは保険証を紛失していてので、病院には行けないとのこと。当院での治療を一先ず希望)
=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー
このように殆ど動かせない場合は、患部をムリに動かすと悪化してしまいます。
Dさんは仰向けになってもらいます。背中の筋肉操作で左肘関節を徐々に曲げていきます。背中の筋肉操作中は左肘関節の痛みは薄れて、90度位まで曲げられました。
次に前腕の輪状靭帯の整復操作をすると、左肘の曲げれる角度は更に大きくなりました。
また頚椎軸調整、指からのアプローチをしてようやく左肘の曲げる角度は正常域になりました。痛みも左肘については相当減少してきました。
なお左肩の痛みは、まだ残っていますが、立位では、当初の右手で左上肢を支える状態から変化しました。右手で支えなくても良くなったようです。
今回の施術はこれまでです。
=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー=ー
翌日、保険証を再発行して病院に行きましたが、やはり肩関節の石灰沈着性腱板炎だったようです。
ただ、行く前には幸いなことに肩関節の激痛は殆ど減少していたので非常に喜んでました。
カテゴリー別
日付別
概要
住所
埼玉県さいたま市南区南浦和2丁目41−19