《12/3 女性 60代 ばね指》
Bさんは、2か月前に左中指のバネ指を発症しましたが、病院では痛み止めとシップを処方されたものの痛みが治まらずに当院に来られました。
左中指の状態としては、他の指と共同で屈伸すると引っ掛かりが少ないのですが、単独で曲げた場合は指の屈筋腱が中指の腱鞘の中で引っ掛かり伸ばすことが困難になります。力を入れれば、痛みと共に伸ばしきることが可能な状態です。
(施術)
まず、左中指を軽く牽引しながら、それを持続しつつ回旋を加えつつ曲げていきます。よほど重症でなければ、この方法では腱鞘に引っ掛からずに動かすことが出来ます。指の屈筋腱が腱鞘で引っ掛からないで動かせることが分かりました。
次に、肩甲骨周辺の硬くなっている筋肉を緩めていきます。さらに肘関節周辺、手首の筋肉を緩めていくと、引っ掛かる頻度が少なくなってきます。また、頚椎の軸調整(ほんの僅かな動きで、Bさん本人に負担はありません)をすると自力での中指の曲げ伸ばしが出来るようになりました。
最後に中指へラセン状にテーピングして、良い状態をキープさせるようにしました。
このバネ指への施術は、今回だけではなく、一定回数の施術が必要になります。また、バネ用の弾発現象は屈筋腱と腱鞘で発生していますが、その解消にはその部分以外へのアプローチも大変重要になってきます。
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埼玉県さいたま市南区南浦和2丁目41−19