ここでは、実際の施術について記載していきます。
Bさんは 4日前 洋服を着替える時に右肩関節に痛みを感じ、それから肩は強い痛みの為90度以上挙げることが出来なくなる。
<検査>
まず施術ベッドに座ってもらい、右肩関節の可動域の検査をします。真横から上肢を天井方向に挙げていきます(この動きを「外転」動作といいます)。90度付近でロックしたように動きが止まり、痛みが肩関節中央部〜後方にかけて発生します。
首の位置関係が体の中心よりやや左に寄っているので、左に傾いた頚椎を真っすぐに戻しつつ、それを支えて右上肢を真横から上げた時は痛みが減少するのを確認する。
また前方より右上肢を上げていくと130度まで動きますが、抵抗感が強くなり、痛みも現れます。
<施術>
仰向けで電療後に、検査の段階で判明した頚椎と右肩関節の関連性から、まず頚椎調整を行います。
頚椎は左凸にややカーブし、右側にゴツゴツした頚椎の歪みを触診できました。圧痛もありますので、ソフトにBさんの頚椎を調整します。ほとんど動きはない位の微調整ですが、頚椎を痛めることなく歪みと筋緊張をとることができました。(これを2〜3回行い、別バージョンのも行う)
また、背骨の右側には右肩を上げた時の僅かな動きが消失しているので、動きをつけるように刺激を加えます。
Bさんに起きてもらい、ベッドサイドに座ってもらいます。
先ずは、頚椎の調整でどの位の改善が見られるか右肩の外転をしてみると、当初の90度から160度ほどまで回復しました。頚椎の歪みが肩甲骨の動きに影響を与えていたのかもしれませんね。
なお、肋骨調整を行うと外転角度も180度近くにまでできました。鎖骨や上腕骨の位置の微調整して本日は終了です。
施術後、「首がすっきりした〜」と感想を述べられ、肩の動きも改善していました。
なお、強い痛みが1回の施術で改善しても、自動車免許で言えば、「仮免」の状態なので、痛みが少し戻る可能性もお伝えしました。いい状態の時に更に施術を行うと、体の自然治癒力が働きやすいことを説明させていただきました。
身体に優しい、ソフトな刺激で改善を目指しています。
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