口コミ
お洒落なイタリアン料理店
- 投稿日
- 予算
- ¥3,000
阪急の高槻駅の北端に面した、打ちっ放しの建物の一階がそのイタリアンだ。三角形の形のままの店内は、階段(どこへ続いているのか?)の奥にテーブル席があるようで、ご婦人たちの談笑が聞こえた。
棚には各種リキュールが、テーブルにはシングルモルトが並ぶ、そのカウンターでランチを頂くことになった。
前菜はミスト。
生ハムの幾種、カポナータ、帆立のマリネ。
帆立のマリネは生のレモン汁が注がれての、爽やかな香りと酸味が広がる。カポナータは冷製だが、別の酸味を強く主張した前菜らしい一品だった。
メインはなく、次はパスタで終わり。(ドルチェも頂きました)
ホウレンソウとベーコンのトマトソース。
こちらも酸味を強調したトマトのソースもまずまず。ベーコンと言うものの、ちゃんとしたパンチェッタが小片としてパスタに混ざり、先に脂と香りをフライパンで出させてから織り交ぜたソースの味わいにも、その存在をしっかりと示してくれる。
このパスタの特筆はなんと言っても、その麺である。
生の表面の抵抗感(存在感)とともに、柔軟ながら一気に歯切れていく食感が面白い。ただ若干縮れたところもあるのだろう、全体として、イタリアンのパスタというよりも、つけ麺で食べるラーメンに近い。トマトのソースとの奇妙な違和感もそのためなのだろう。
シェフの手打ちではなく、要望を説いて製麺店と作り上げたものだそうだ。ある意味ちょっと癖になってしまう食感が口に残る。麺の太さに応じたソースのとろみ具合も悪くなく、そのあたりの基本は違えていない。
若いシェフは他店の修行経験もなくも自己流とのこと。元々の夜のバール仕様が、ランチを初めて数週間でまだまだ戸惑うところがあると言う。
基本はアルコール主体の店になるのだろうが、確かに、小腹を空かした所にこのパスタもまた愉快かなと、気楽な店としての存在も意識した午後となった。
写真
概要
店舗名
ジャンル
電話番号
住所
アクセス
営業時間
- 営業時間/定休日
- 営業時間補足
- 【Lunch】11:30〜14:00(L.O.) 【Dinner】18:00〜22:00(L.O.)
- 定休日補足
- 月曜日 ※ランチは日
- 公開日
- 最終更新日