コクリコ

利用駅は、有楽町線護国寺駅。
大塚警察の交差点を
丸ノ内線茗荷谷駅へと繋がる坂道を行き二つ目の角地。
小さな店構えながら、雰囲気の良いレストラン。

コクリコとはフランス語で「ヒナゲシ」の花。
ヒナゲシが好きだった現オーナーのお母さんが始められたのが
１９７７年。
ちょうどわたしが音羽へ越して直ぐ。
近隣を散歩中に見つけたのが最初。

木調の落ち着いた、ちょっと喫茶店のイメージもくる店内。
緩やかな坂を往き来する人や車、自転車などが
木枠のガラス窓から望めて、なかなか良い味わい。

ただランチ時には
目と鼻の先に講談社や光文社があるので
ギョーカイ人やモデル風な人
大塚警察などからのお客で
かなり混雑します。

久しぶりに音羽を訪ねたとき
懐かしさから立ち寄ってみて
雰囲気が変わっていなかったのが
まずうれしかったものです。

１３時半を少し過ぎていたからか
幸い混雑に巻きこまれることなく
かつていただいた記憶のある
〝オムハヤシ〟を注文。

不思議なネーミングは
デミグラスソースをかけたオムライス。
サラダとミニコーヒーがついてきます。

ふわふわのオムライスの黄色が
デミグラスソースの焦げ茶色の端にのぞいて
色彩からも食欲がそそられます。
実際、
柔らかな味にアクセントを添える
ソースとのバランスはなかなか。

ご馳走様でした。

余談ですが
宮崎アニメの「コクリコ坂から」という作品のタイトルは
講談社の編集者がここで
タイトルをどうしようという打ち合わせ中に
このお店と外の坂道から思いつかれて決まった由。

このエピソードの頃は
すでにわたしは他の土地へ越した後だったので
最近になって知りました＾＾