カイロプラクティックは「骨格を矯正する療法」と考えられがちですが、実際には脳神経系統をの働きを取り戻し、その人が本来持っている自然回復力を取り戻してもらう療法です。
神経の束である脊髄はとても大切なので、背骨の中にしっかりと納められています。
カイロプラクティックが骨格を矯正しているように見えるのは、神経に対し骨(主に背骨)を介してアプローチしているからです。
1895年にアメリカでカイロプラクティックという療法が確立されて以来、約100年ほどの間はこの骨を介して神経にアプローチする以外のテクニックが存在しませんでしたが、今から約20年ほど前からカイロプラクティックに対する科学的な研究が大きく前進しました。
その結果従来の「骨を動かして神経にアプローチする」のではなく、「直接神経に働きかける」という新しいテクニックが誕生しました。
それが当院で採用する「トルクリリーステクニック」です。
従来のように「骨を動かす」のではなく、インテグレーターという器具(写真の器具です)を用いて神経に64Hzの振動刺激を与え、働きが悪くなった神経機能に正しい働きを取り戻してもらいます。
また検査においても「関節の動きの悪いところを探す」という従来の整形外科的アプローチではなく、「アキレス腱の腱反射を利用して、足の長さをチェックする」という神経学的な方法を採用しておりますので、より神経系統の問題を正確に判断できるようになっているのが従来型テクニックとの大きな違いです。
骨をポキポキするテクニックも素晴らしいですが、どうしても怖がる方がいらっしゃいますし、骨粗鬆症などで骨が脆くなっている方には行えませんが、この「トルクリリーステクニック」は、そういう方でも受けた頂けるというのも大きな特徴です。