口コミ
愛南町へ転勤したての時、定年間際(定年後の再雇用?)の大先輩が、「落ち着いた頃にすし吉のランチに連れて行ってやろう。500円とは思えない質だから」と言ってくれて早4年が経ちました。仕事にも慣れ十分落ち着いたのですが…、大先輩!あれはリップサービスだったのですか?それとも加齢による物忘れが激しくなっており忘れたのですか?淡い期待に待ちくたびれて、一人で行ってみました。
場所は、既出の店を使って説明すると、六善さんと呉村さんの間の細い路地をまっすぐ進んで右です。道の左に駐車場もあります。
入口横の看板には「昼定食」として「にぎり定食500円」「刺身定食500円」「ちらし700円」と書かれていました(帰りに撮ろうとしたら、ランチのラストオーダー後でしまわれていました)。
私の中では「ちらし寿司<にぎり寿司」という優劣があるのですが、ちらしの方が高かったです。ボリュームやネタの種類で差をつけているのでしょうか?500円のにぎり定食をお願いしました。注文を受けてから、大将が一つずつネタを取り出しては1貫ずつ握り始めました。
待ち時間に店内を見渡すと、カウンターが7席、4人掛け小上がりが2席、奥に座敷(キャパ不明)が2室あり、場合によってはつなげて大広間にできそうに見えました。先客には役場やJAの方と思われる下はスラックス、上はワイシャツの上に作業着を羽織っているという姿のグループがいました。常連っぽかったです。
途中で女将さんが加勢し、味噌汁の準備を手伝い、にぎり定食が完成しました。ぱっと見ても、このボリュームで500円はお得過ぎるだろう!という内容でした。
握り寿司は計8貫。その日の仕入れによって異なるのでしょうが、この日は玉子×2、イカ、アジ、タイ、エビ、マグロ、魚卵(何だろう?)というラインナップでした。副菜として味噌汁と、ゆでた白身魚の切り身をカルパッチョ?マリネ?風のドレッシングで仕上げたもの、冷奴がついていました。冷奴の上にのせている刻みネギは、食べるラー油のようなピリ辛でごまの風味が効いた調味料で和えてあり、夏バテ解消に効きそうで、これだけでご飯何杯もいけそう!というものでした。
副菜について長々と書きましたが、もちろんメインの握りも鮮度がよく、ドラマでしか見たことないような分厚い板に載った寿司をこんな手軽な価格で食べられるなんて、もっと早く来ればよかったと思う程でした。
海に近い立地だからこそ成せる価格なのでしょうが、大将も昼の部は呼び込みのために赤字覚悟でこの値段にしているのでは?とちょっと心配にもなりました。ここで紹介して大丈夫だろうか?とも思いますが、お客さんが来なければ利益が出ないわけですから、PRも必要です…よね。もう少しお給料をもらえるようになったら、夜の部で回らないお寿司を腹一杯頂きに来たいものです。
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