仙人になりたかった鍼灸師
群馬県伊勢崎市出身
小さいころ肥満児だったコンプレックスから、自分の体に関心をもつようになりました。
小学生時代はずっと肥満児の藤田君。マラソン大会では毎年最下位争いをしていました。
中学時代に野球部に入って急激に痩せて世界が変わりました。いきなりマラソン大会でトップ10位争いをするようになり、「あの藤田が!?」と同級生が驚いていたのが楽しかった思い出です。
この経験から、「体を変化させる」ことに対して面白さを覚えるようになりました。
この時期、雑誌で仙人のことを知りました。
「気」を使って人を治し、人を倒し、不老不死になる仙人というスーパーマンの存在を知り、強烈に仙人になりたいと思うようになり、これがきっかけとなり、「気」の医学である鍼灸にも関心を持つようになったのでした。
鍼灸の道を志すようになるも、何度も鍼灸学校の受験に失敗し一旦はあきらめ、中国へ留学し、気功や太極拳を学ぶことにしました。でも、帰国後、鍼灸の道をあきらめきれず再チャレンジし、7年の回り道をしてとうとう鍼灸学校に合格しました。
学校では、学ぶことが楽しくて仕方なく、三年間一日も休まず皆勤賞を取り、10年に一人の優秀な学生と評されて、トップレベルの成績で鍼灸学校を卒業することができました。
その後、ふたたび中国に留学し鍼灸の名人に直接教えを受けてきました。
帰国して、この大成堂を開業しましたが閑古鳥。毎日、いつ辞めようかという日々の中で、もっと鍼灸の素晴らしさを知って、実際に受けてもらいたいという想いが強くなり、「はり灸文化の復活」を志すようになりました。
また、鍼灸が現代医療の世の中で片隅に追いやられ、適材適所として活用されていないことに納得ができず、「鍼灸の地位向上」も目指すことになりました。
現在、10年間続けた現代医療の最高峰である大学病院の中での鍼灸外来を辞め、現在はここ大成堂での外来で、長年の経験から作り上げた大成堂オリジナルの鍼灸を活用し人々の人生の質(QOL)を高めていくことを中心的活動としています。
また、「はり灸文化の復活」のために、お灸カフェでの啓蒙活動や、「鍼灸の地位向上」のために、日本統合医療学会・群馬県支部での活動も行っています。
- 得意なこと
太極拳、気功、鍼灸、中国語、トリハダ。
- 趣味・マイブーム
蔦屋内のタリーズでゆっくりと過ごしながらのノマドワーク