イトウは日本最大の淡水魚として知られ、その長さは1メートルを超えることもある大型魚です。主に北海道の河川や湖沼に生息し、絶滅危惧種としてその生息数は減少しています。イトウはサケ科の魚で、流れの穏やかな場所を好み、主に水生昆虫を食べ、小魚を捕食する位置にいます。成魚は体長40~60cm程度で、オスは5~6年、メスは6~8年で性成熟し、一生に何度も産卵を行う特徴があります。
イトウは鮮やかな赤みを帯びる婚姻色が現れることで知られ、その美しい姿から釣り人にとっても憧れの存在です。日本三大怪魚の一つに数えられ、幻の魚とも称されています。北海道の一部で保護活動が進められており、最近では養殖による供給も始まっています。食用としても美味とされ、刺身やムニエル、フライなどの料理に楽しまれています。
ただし、天然のイトウは捕獲後に再放流することが推奨され、環境保護の観点からも注意が必要です。鈍重なイトウが自然環境で生息するためには、その生息地の保全が不可欠で、釣り人や行政が協力しながら保護活動が行われています。特に、朱鞠内湖や猿払川などはイトウ釣りのメッカとして知られ、これらの地域で釣りを楽しむことができる環境整備が進められています。